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2016年1月11日 (月)

成人

今日はミルコ・デムーロの誕生日でもあり、祝日「成人の日」でもある。祝日法には「成人の日」の日にちは定められていても「成人」の定義は明記されていない。だが、1896年に制定された現行民法では「20歳をもって成年とする」と規定。一般的には20歳以上を「大人」とみなす意識が定着している。

20歳未満の飲酒は未成年者飲酒禁止法で、また喫煙は未成年者喫煙禁止法でそれぞれ禁止されているし、20歳になれば、国民年金の加入義務も生じる。そして、競馬法により20歳未満は馬券を購入することも禁じられている。

一方、昨年改正された公職選挙法により選挙権は18歳から与えられる。児童福祉法などは18歳未満を保護の対象としているし、道交法は自動車普通免許の取得年齢を18歳以上と定めている。そして、パチンコ店の入店は風営法により18歳から認められている。

パチンコは18歳でOKなのに競馬はNG―――。

そんな不可解な現状は、法によってバラバラな「大人」の定義によってもたらされたものだ。

2010年に施行された国民投票法は、その付則の中で民法の成人年齢を18歳に下げるよう求めている。だが、東日本大震災とそれに続く政権交代の混乱もあり、「18歳成人」実現の目処は立っていない。

法改正が実現すれば、「成人」となる年齢は現在の20歳から18歳に引き下げられる。だが、未成年者飲酒禁止法と未成年者喫煙禁止法はともに禁止の対象を「20歳未満」と条文に明記しているので、成人年齢が変わったからといって、自動的に酒やタバコが許される年齢が下がるわけではない。

これに対し、競馬法第28条は「未成年者は、勝馬投票券を購入し、又は譲り受けてはならない」としているだけだから、成人年齢が18歳に下がれば、それに合わせて18歳でも馬券を買えるようになる。

そんなことが気になるのは、最近になって馬券売り場に明らかな子供が目立つようになったからだ。彼らは自分でマークシートを塗り、自分の財布から金を取り出して児童券売機、もとい自動券売機から馬券を受け取っている。近くの警備員もそれを咎める様子はない。

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杓子定規な取り締まりは「競馬は悪」というイメージを助長させるだけだと思うのだが、かといって子供が溢れる馬券売り場など興醒めも甚だしい。馬券を買わずに競馬に参加する有効な方法ってないのだろうか? 成人の日になると、決まってそんなことを考える。ともあれ今日でミルコ・デムーロ騎手は37歳になった。お誕生日おめでとうございます。

 

***** 2016/01/11 *****

 

 

 

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