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2016年1月16日 (土)

養生

2016年のJRA打ち初めも、やはり東京競馬場パークウインズと相成った。場外とはいえお客さんの出足は早い。今日開幕の中京を含めた3場開催がスタート。場外の客にとっては腕撫すところもあろう。

Park 

東京競馬場の本馬場ははご覧の通り馬場全面をシートで覆って養生の真っ最中。来たるべき1回開催に備えている。

Tokyo 

それにしても意外なほどの暖かさである。日なたのベンチに座るや、羽織っていたコートを思わず脱いだ。正月の中山開催3週目と言えば寒さも底のイメージがある。この陽気は春の中山開催ではないか。

しかも、ターフビジョン越しに見る中山の芝の美しさも春開催を思わせる。草丈の伸びない厳冬期の連続開催の終盤。馬場は悪化して当然だ。ために以前は「芝のレースではダート馬を狙え」という格言さえあった。カリブソングやグルメフロンティアといったダートチャンピオンたちが、この季節に限って中山の芝で輝いたのは、それだけ馬場が荒れていたからにほかならない。それが今日の中山メインを勝ったカハラビスティーの勝ち時計は、1200mを1分7秒7。やはり春開催の時計である。

ここに至って、私もようやく今年の暖冬を実感した。

インフルエンザの流行が後れている。デパートでは冬物がさっぱり売れない。スキー場は悲鳴を上げている―――。そんなニュースを見聞きしても「ふーん」としか思わないのに、ターフビジョン越しの芝の青さに「ああ、今年は暖冬なんだなぁ」と実感するのだから、我ながら情けない。でも、「実感」とは本来そういうものでもある。

この時期に中山の芝コースを彩るのは「イタリアン・ライグラス」という種類。寒い時期でも成長する品種とされるが、それでも12月になると、あまりの寒さに成長が止まってしまうこともあるという。だが、この冬は有馬記念の直前まで芝刈りを行っていた。それだけ暖かいということだろう。むろんその方が馬場状態は良好に保たれる。

Yojo 

目の前の養生シートに隠された東京競馬場の芝状態も気になるところ。このままの陽気が続けば、きっと良い馬場で東京開幕を迎えることができるに違いない。

2月の東京と言うと、フェブラリーSや根岸Sなど、どうしてもダート競馬のイメージがつきまとうが、昨年はドゥラメンテがこの開催で2度使われたことは、まだ我々の記憶に新しいところ。今年は2歳女王メジャーエンブレムがクイーンカップに出走を予定している。クラシックを見据える大器が真冬の競馬場に姿を現してくれるのも、すばらしい舞台が用意されていればこそ。養生シートが取り外され、緑一面のターフが姿を現す日が待ち遠しい。

 

***** 2016/01/16 *****

 

 

 

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