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2016年1月30日 (土)

ルゼル

明日の東京メインは重賞の根岸Sだが、セントポーリア賞に注目している向きも多かろう。なにせ去年の勝ち馬はあのドゥラメンテである。

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ひとまず雪の心配は必要なさそうで何より。それでも週中あたりは2001年の再現もあるのでは、と危惧した。この年の1月最終週、東京を襲った大雪により土日の競馬開催は揃って延期。月火の平日開催を余儀なくされたのである。この時のセントポーリア賞勝ち馬は英国生まれの外国産馬ルゼル。まだ雪の残る直線を力強く駆け抜けて、デビュー2連勝を飾った。

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手綱を取ったのは今は亡き後藤浩輝騎手である。「ダービーを意識させる」。たしかそう言っていたはず。その言葉通りトライアルの青葉賞を勝ち、外国産馬として初めて日本ダービー出走を果たした。

その後、2004年に競走馬登録を抹消されたルゼルは、浦河のディアレストクラブで乗馬生活を送ることに。のんびり人を乗せて余生を過ごすかと思われたが、なんとその3年後にレックススタッドで種牡馬入りすることになった。乗馬となる際には去勢されるのが普通。ゆえに、乗馬から種牡馬への転身は極めて珍しい。さらにその理由というのが「生産者サイドから種牡馬入りの強い要望があったため」だという。これまた珍しい。

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個人的なことだが―――このブログは首尾一貫して個人的なことを書き連ねているけど―――外国産馬であるルゼルが日本にやって来たたは1歳の秋。ルゼルが門別の育成牧場に到着して、私はすぐに彼を撮影している。そんな縁もあって、現役中に走った彼の全てのレースは常に注目していた。ダービーでジャングルポケットの14着に敗れた後も、放牧先を訪れて当時2歳の娘と一緒に写真を撮ったことも。現役の競走馬でありながら、子供と一緒に写真を撮れるほどおとなしい馬だったわけだ。そのような穏やかな気性の持ち主だったからこそ、去勢を免れることができたのだろう。

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残念ながら種牡馬として成功することはなかったが、今もルゼルは軽井沢の土屋乗馬クラブで元気に暮らしているとのこと。今年は会いに行ってみなければなるまい。

ところで、ルゼルが勝った01年のセントポーリア賞当日はやたらと競走中止が相次いだ記憶がある。それであらためて調べてみたら、競走中止が5頭、取消も3頭出ていた。普段よりずっと多いこの数字は、大雪とそれに伴う2日間の開催延期の影響と決して無関係ではあるまい。この冬の開催に雪の影響がないことを祈るばかりだ。

 

***** 2016/01/30 *****

 

 

 

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