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2016年1月 9日 (土)

新年の決意

松の内を過ぎれば自宅に届く年賀状もぼちぼち打ち止め。あらためてイチから読み直していたら、とある調教師からの「今年は英会話のマスターが目標です」という一文に目が留まった。

なるほど、いつの日か管理馬をキングジョージやブリーダーズカップに遠征させる時に備えて準備を始めるということか―――。

最初はそう解釈した。だが、あらためて読み返せば、もっともっと切迫した問題であるような気がしてくる。

Moore 

先月JRA行われた重賞10鞍のうち、実に7つのレースを外国人騎手が優勝しているのである。平場のレースまで含めても、彼らの勝率は軽く1割を超える。中でも11月から短期免許で来日していたムーア騎手の勝率は驚愕の.246。今日からヴェロン騎手が加わって、外国人の騎手は7人となった。外国人ジョッキー抜きに厩舎経営は成り立たない。もはや、そんな時代になりつつある。

Demuro 

通年免許を持つデムーロやルメールは日本語がソコソコ話せるし、短期免許の外国人騎手にはJRAの経費で通訳が付くので、騎乗依頼程度の事務連絡なら困ることはない。だがトラブルを避けたがる通訳は、大事な言葉を飲み込んでしまうこともある。だからそこから一歩踏み出して、微妙なニュアンスを直接伝えることの重要性について今更説明の必要はあるまい。馬を操るというのが緻密な行為である以上、そのコミュニケーションも当然ながら緻密でなければならないのである。

Lemaire 

ペリエ、デムーロ、ルメール、等々。日本で成功した外国人騎手は、普段は通訳を介することなく日本語で周囲に語りかけていた。騎手であれ調教師であれ、意思の疎通を図ろうとする姿勢こそが、成功のカギを握っているような気がしてならない。そう思えば冒頭の調教師の決意もなるほど理解できる。理解できるんだけど、「よし、それならオレも英会話を!」と感化されることもないんだよなぁ……。困ったもんだ(笑)

 

***** 2016/01/09 *****

 

 

 

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