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2016年1月10日 (日)

無印

昨日のボルックスSを12番人気で勝ったサンマルデュークは、前走の師走Sも15番人気で制していた。2戦続けての波乱演出。馬と騎手は胸を張って良いが、メディアとファンは猛省すべきであろう。手元にある「スポーツ報知」を見る限りボルックスSのサンマルデュークは全くの無印。前走をフロック視するのは分かるが、それでも△ひとつ無いというのは恥ずかしい。

Dsc_3160 

サンマルデュークはもともと気ムラなタイプである。2桁着順から巻き返して連対を果たすこと5回。一昨年の花園Sでは単勝311倍の最低人気で勝利し、WIN5にキャリーオーバーをもたらした。しかも、穴馬にありがちなペースに恵まれての逃げではない。勝つときは強靭な末脚が爆発した場合に限られる。そういう点においてはカブトシローに似ていなくもない。

「希代の癖馬」と呼ばれたカブトシローは1967年の天皇賞(秋)と有馬記念を連勝した名馬。人気を集めては凡走し、人気薄になると快走したことから「カブトシローは新聞を読めるらしい」とも囁かれた。

実際に新聞を読んでいたはずもなく、気難しい気性が災いして大敗か圧勝という成績を繰り返していただけ。気分を損ねると競馬をやめてしまうが、気分良く走った時は手が付けられない強さだった。ゴールドシップを極端にしたタイプだと思ってもらえばいい。なにせ、天皇賞は20連敗後の勝利。しかも前走はしんがり負けだった。8番人気も無理はない。大半の予想紙でカブトシローは無印の存在だった。そんな新聞をたまたま目にしたカブトシローが、あまりの低評価ぶりに一念発起したとしても不思議はないように思えてくる。

「無印」と言えば、気になることがひとつ。昨年春くらいから「報知の印がおかしい」という話を耳にするようになった。それで気になってチェックしているのだが、妙なところに印が偏って結果全滅というケースはたしかに増えた感がある。最近で言えばチャンピオンズCのサンビスタや有馬記念のゴールドアクターは無印(東京版の馬柱掲載分)だった。

そこはあくまで「予想」である。当たらないことは仕方ない。競馬である以上、勝ち負けは紙一重。同じメンバーであっても、10回競馬をすれば10通りの結果が出る。だから複数の予想者がいくつもの印を駆使して勝ち負けになりそうな馬を炙り出すのである。それが完全無印では言い訳もできまい。サンマルデュークが次走にどこを選ぶのかにさほどの興味はないが、その紙面にどんな印が打たれるかについては、大いに興味をそそられる。

Dsc_3161 

―――なんて心配をしていたら、今日のシンザン記念のロジクライも全くの無印ではないか。なんという体たらくか。ノーザンファーム生産のハーツクライ産駒に過去5年でシンザン記念3勝の浜中騎手という組み合わせ。千両賞掲示板組の巻き返しはシンザン記念ではよくあること。8人の予想陣がいれば、◎は無理でも誰かひとり△のひとつも付けられなかったものか。競馬界に少なからぬ貢献をしてきた由緒ある題字だけに、なおさら憂いが止まらないのである。

 

***** 2016/01/10 *****

 

 

 

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