« 年の初めのノーザンファーム | トップページ | 新年の決意 »

2016年1月 8日 (金)

思惑通りにいかなくて

東京ダービー馬ラッキープリンスに、重賞5連勝中のソルテ。昨年、南関東で活躍した2頭を輩出したことで、近年にわかに注目を集めるニューイヤーカップだが、今年も将来性豊かな3歳馬11頭が顔を揃えた。

人気の中心はアンサンブルライフ。平和賞勝ちに加え、JRA馬相手に逃げて3着に粘った全日本2歳優駿を見る限り、確かにここでは格上に違いあるまい。だが、管理する小久保智調教師は「速い馬が揃ったのでいつもと違った競馬を試してみたい」とも。控える競馬で直線届かず―――なんていうシーンも頭の隅に置いておきたい。

04 

逆にハナを切りそうなのが最内枠を引いたモリデンルンバ。坂本昇調教師も「いつも通りスピードを生かす競馬を」と逃げる気満々だ。前走のリバーサイドジュニアカップは7馬身差の逃げ切りだったが、直線で手綱を絞っていなければもっと着差は開いたはず。ただし、ラクテやタービランスといったスピード馬も早めに仕掛けてくるだろうから、直線で失速というシーンも想定しておこう。

01 

そんでいざゲートが開いたら、あろうことかモリデンルンバは出負け。中団の内で揉まれながら進む一方で、ポンとゲートを出たアンサンブルライフはその勢いのままハナに立ってしまった。ホント競馬は難しい。難しいが、これならアンサンブルライフの逃げ切りは決まったようなものか。

ところが、直線に向くなりタービランスがこれを交わして先頭に立ったではないか。道営4勝の実績はダテではない。アンサンブルライフとの差は広がるばかり。これは勝負あったか!と思わせたその瞬間、外から見覚えのある勝負服が矢のように飛んできた。

Yano 

飛んできたのは逃げられなかったモリデンルンバ。見事アタマだけ差し切っていた。調教師も「いやあ、この馬は差し馬だねぇ」と笑顔が絶えない。結果、アンサンブルライフは「いつもと違った競馬」ができぬまま敗れ、モリデンルンバは「いつも通りの競馬」ができなかったことが功を奏した。事前の思惑とはまるで異なる展開。つくづく競馬は難しい。難しいが、おかげで南関クラシック路線の楽しさは増した。

 

***** 2016/01/08 *****

 

 

 

|

« 年の初めのノーザンファーム | トップページ | 新年の決意 »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 年の初めのノーザンファーム | トップページ | 新年の決意 »