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2015年12月24日 (木)

枠順抽選

クリスマスイヴのお昼どき、昼飯を食べつつ有馬記念枠順公開抽選のテレビ中継に見入った。

ラブリーデイは絶好の4番。一方のゴールドシップは15番を引いてしまった。だが、ゴールドシップは3歳時に13番枠で有馬記念を優勝すると、翌年からは2年連続で14番枠を引いて3着している。何事も常識では測れないこの馬にとって、外枠が“大凶”とは限らない。

Gold 

内側から淡々と希望馬番が埋まって盛り上がりに欠けた昨年の反省を踏まえ、今年は希望馬番ではなく、馬番の入ったカプセルを選ぶ方式に変更となった。これは凱旋門賞などとほぼ同じ手法。1巡目に指名されたマリアライトが大外16番を引いてしまったことで、ババ抜き的スリルはいきなり消滅してしまったが、それでも終盤まで内外がまんべんなく残った展開は見ている方も楽しいし、陣営にも「自分で選んだ」という気持ちが芽生える。イベント的要素を加味すれば悪くなかった。

そもそも競馬で枠順が大きな意味を持つことを、今さら説明する必要はあるまい。なにせ昨年はドラフト1巡目にジェンティルドンナが4番を、2巡目にトゥザワールドが6番をそれぞれ選択したら、そのままこの2頭で決まってしまったほど。各馬の能力が接近し、海外のトップジョッキーの参戦で隙のない競馬が展開される昨今では、枠順が着順に与える影響は以前にも増して大きくなっている。馬場管理技術も向上し、内目の芝が荒れ放題ということもなくなった。それなら内側が有利なことも仕方ない。

だから、関係者の皆さんにおかれては、抽選の結果にもう少し喜怒哀楽を表して欲しかった。感情を表に出さないのが勝負師なのかもしれないし、「どこであれ引いた枠がベスト」という信念を貫かれているのかもしれない。とはいえ盛り上げを目的にわざわざしつらえたイベントでもある。ヤクルトスワローズの真中監督ばりのガッツポーズがあってもいい。希望する馬番を宣言してからカプセルを指定するという手もあったかもしれない。フジテレビの会場で行方を見守っていた客席がシーンと静まり返っていたことが、画龍に点睛を欠いた思いがした。

通常のGⅠレースでは、枠順発表後のスポーツ紙に「どこでも良かった」「決まったところで頑張る」という決まりきったコメントが並ぶ。もちろんそう思ってる部分もあるのだろうが、読者の視点からすると「どうせ形式的なもの」という思いが拭い切れない。だから公開抽選の場くらいは、もっと人間的な部分を出してもらって構わないと思う。馬だけではない。これだけの人間の熱い思いも一緒に走るのだ―――。それを世間にアピールする絶好のチャンスではないか。

そういう意味で、1番枠に思わず「よしっ!」と叫んだ池江調教師と、喜びと安堵を隠そうともしなかった石川騎手の、オーシャンブルーのコンビには好感が持てた。人気は皆無だろうから、ちょっとだけ買ってみようか。

 

***** 2015/12/24 *****

 

 

 

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コメント

確かにガッツポーズとかあっても良かったですよね。
面白かったのは石川騎手と小牧騎手くらい。

私は、池江調教師は運を引き寄せる力が強いな〜と
感じた抽選会でした。

リアファル、アルバートに重い印をうとうとしていた私は
ラブリーデイを買わずにはいられません。

散々騙されたゴールドシップはもちろん買いません。

投稿: tsuyoshi | 2015年12月25日 (金) 14時27分

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