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2015年12月28日 (月)

【訃報】フジキセキ

1994年の朝日杯と翌年の弥生賞を勝ち、皐月賞はおろか3冠も確実と言われながら脚部不安のため引退したフジキセキは、その春からすぐに種付け業務を開始した。あれから20年。JRAでは618頭が1504勝を挙げ、15年連続して重賞勝ち馬を送り続けている。

Kiseki1 

有馬記念の興奮も未だ醒めやらぬ中、唐突にフジキセキの死亡が伝えられた。23歳。4年前から種付け業務を中止していたから、ある程度覚悟はしていたとはいえ、いざ訃報に触れると衝撃を禁じ得ない。思い返せば、阪神カップで見せたロサギガンディアのハナ差勝利には、何か特別な力が働いていたようにも見えた。

Kiseki2 

超大物は出ないかもしれない。だが芝でもダートでも、2歳からでも古馬になってからでも、とにかく堅実に走る。社台の牧場ツアーに参加すると「初めて持つならフジキセキ」というフレーズが、かつては合言葉のように聞かれていた。

良くも悪くも「無難」。それゆえになかなか産駒からクラシックを勝つような大物が出なかったのも事実。それでも、最後の世代からイスラボニータを出してみせた。素晴らしい。その一言に尽きる。

さらにフジキセキの凄いところは、孫まで堅実に走るということ。後継種牡馬のキンシャサノキセキもダノンシャンティも重賞勝ち馬の父となった。イスラボニータも、いずれ素晴らしい子を送る種牡馬となるに違いない。

Kiseki3 

孫が走るということは、ブルードメアサイアーとしてのフジキセキの展望も明るいということだ。明日の東京大賞典に出走予定のサウンドトゥルーは母の父がフジキセキ。勝って天国の祖父に良い報告をしたい。

 

***** 2015/12/28 *****

 

 

 

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