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2015年12月26日 (土)

カレンダー問題2016

カレンダーを送ったり頂いたりする季節になるとつくづく思うことがある。このブログを通読されている方ならきっと「またか…」と思うかもしれない。同じことを書くのはいささか気が引けるのだが、それだけ強く思っていることなので性懲りもなく今年も書く。年末の風物詩だと思って、まあ聞いてくれ。

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「競馬のカレンダーは日曜日が週の最後にくるんですね」

競馬を知らぬ人からそう言われることがある。昔は「えっ? ほかは違うんですか?」なんて聞き返したりしていたが、今は慣れたもの。「はい。でも、この方が見やすいでしょう」と言い返す。すると大半の人は、「そうですよね。週末の予定が見やすいですよね」と言ってくれる。むろん中には「いや、日曜始まりの方が見やすいです」と言う人もいるが、その理由を尋ねれば決まって「慣れているから」である。機能面を理由に日曜始まりに投票した人には、これまで出会ったためしがない。

「競馬好きの方は、世間一般とは違う暦で生活しているんですね」

そうも言われる。これを否定することしはしないが、少なくともその「暦」とはいわゆる季節感においてにほかならない。

「暖かくなってきましたね」と挨拶されて、「はい。桜の開花ももうじきですね」と返事をしつつ、「なにせ今週は弥生賞だから」と心の中でひとりつぶやく。これが競馬好きの暦である。毎週の土日を一緒にしたがるのとは違う。土日セットは何も競馬好きに限った話ではあるまい。これだけ週休二日制が浸透したご時世なら、もはや世間の常識であろう。実益を重んじるビジネス手帳に、月曜始まりが圧倒的に多いことがなによりの証左だ。

ところが驚いたことに、2016年競馬カレンダーの中になんと日曜始まりの1本を見つけてしまった。発売元は敢えて書かないが、名のある某競馬専門紙である。しかもあろうことか「使いやすい日曜始まり」などというキャッチコピーまで添えられているではないか。私にとって2015年でもっとも驚いた出来事である。

Dsc_3096 

南関東4場のカレンダーも、今年も変わらず日曜日始まりであった。我が家のカレンダーはすべて月曜始まりで統一されているので、一本だけ日曜始まりがあると間違いのもととなりかねない。よって来年も掲示は見送らせていただく。だが、毎月の暦を飾る写真は素晴らしいものばかり。カレンダーの機能性をさしおいて、その一枚一枚のゴールシーンは鑑賞するにじゅうぶん値する。

もちろん「勝ち馬」だから素晴らしいという見方もできる。勝った馬なら美しくて当然なのである。たいていのカレンダーは勝ち馬の写真を使うが、負けた馬のカレンダーを作ったらどうだろう。敗れた馬の姿を常住坐臥眺めていれば、戒めともなり、かつ慰めにもなるのではないか―――。

いや……、身に染み過ぎていけないな。

 

***** 2015/12/26 *****

 

 

 

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