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2015年11月24日 (火)

府中で見るダービーグランプリ

昨日の東京競馬場は今年いちばんの寒さに見舞われた。しかも冷たい雨が、ようやく色づき始めた木々を濡らしてなお降り続いている。さすがにパドックを取り囲む人影も少ない。東京スポーツ杯2歳Sの出走各馬が地下馬道に姿を消したを見届けるや、私が向かったのは本馬場ではなく、こちら。

Iwate 

そう、岩手県競馬の場外発売エリアですな。何を隠そう、まもなくダービーグランプリの発走を迎えるのである。

Newspaper 

今年はラッキープリンスを筆頭に南関東から精鋭3歳馬4頭が参戦。東京ダービー馬の参戦はプレザント以来のことではないか。あの当時の南関東では、3歳3冠最終戦の東京王冠賞がちょうどこの時季に行われていたが、プレザントは敢えて全国の猛者が待ち構えるダービーグランプリに参戦。しかし、あえなくシンガリ負けを喫したのである。

まあ、競馬である以上、勝ち負けがあるのは仕方ない。賞賛されるべきはダービーを勝った馬が、ダービーグランプリを目指すというその気概である。となれば買うべき馬券はこの1点しかあるまい。

Baken 

発走時刻が近づくにつれ、この岩手発売エリアも俄かに混雑してきた。入口付近に目をやれば、今まさにという感じで大勢のお客さんがこちらに向かってくる。結構な距離を走ってきたと見え、息を切らしながら、それでもジッと実況モニタに食い入る人の姿も。東スポ杯の本馬場入場をちゃんと見て、その上でダービーグランプリも見たいというファンがこれだけいたということか。それはそれで正統なファンの作法である。そうこうするうちゲートが開いた。

Monitor_2 

勝ったのは羽田盃馬ストゥディウム。2着タイムビヨンドに3馬身差だから、ひと言圧勝であろう。

長く良い脚を使えることはハイセイコー記念でも羽田盃でも証明済みだが、まさかこの小回りの不良馬場でそれが炸裂するとは思わなんだ。隣のおじさんが「おおーっ!」と声を上げるほど見事な捲り一閃。私のささやかな馬券はハズれたが、ストゥディウムのあの脚を水沢の、あるいはJRAの競馬ファンに見てもらえたことは、南関東を根城にする人間としては嬉しい限り。それで興味を持った人が、ひとりでも南関東に足を運んでくれればなおありがたい。南関東のクラシックホースがダービーグランプリを勝ったのは初めての出来事ではないか。そんなこんなで良い競馬だった。

 

***** 2015/11/24 *****

 

 

 

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