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2015年11月 9日 (月)

優勝カップはいくら?

昨日はアルゼンチン共和国杯が行われたわけが、実際の「アルゼンチン共和国杯」はこちら。競馬場には優勝賞品の展示スペースがあり、ファンもそれを見ることができる。

Cup 

しかし、これがウイナーズサークルでファンの目に触れることはない。なぜか。実は表彰式で優勝馬主に手渡されるカップは式典用のいわば小道具。私も馬主の代理で表彰台に上がり、優勝カップを受け取ったことがあるのだが、写真撮影が終わればJRAの職員がさっさと持っていってしまった。ただし、GⅠレースの表彰式に限っては本物が授与されるそうだ。そのカップの重みはきっと格別であろう。

NHKマイルカップ、ニュージーランドトロフィー、毎日王冠……等々。こうした冠レースであれば、優勝カップやトロフィーは企業や団体が用意することになっているが、いったいどれくらいの価値があるものなのか? レースの格付けに比例するのか? そこまでは分からない。

ただし海外のレーシングプログラムには賞品の金額が明記されている。こちらは1997年「キングジョージ」のレープロ。エリシオ、ピルサドスキー、シングスピール、スウェインといった豪華メンバーが顔を合わせたことで、The Race of the Decade.(10年に一度のレース)と呼ばれた。

Prog 

ここには競走条件、登録料、賞金額などに加えて、優勝馬主に贈呈される賞品とその金額が明記されている。A piece of plate value £3000 for the winning owner。このレースを勝ったスウェインのオーナーに贈られたプレートの価値は3000ポンド。当時のレートで約60万円だったということが分かる。

ちなみに天皇賞の優勝賞品がご覧の天皇盾であることは広く知られたところ。ゆえに天皇賞を「春の盾」とか「秋の盾」などと呼ぶ人も少なくない。

Tate 

ただし、これはレプリカ。戦前に宮内庁を通じて陛下から下賜された本物は、今では大事に保管されている。レプリカならば、万一1着同着という事態になっても問題はない。しかしながら、戦前の帝室御賞典(天皇賞の前身)の当時は本物が授与されていたため、そうはいかなかった。なにせ盾はひとつしかない。よって1着同着の場合は、日を改めて決定戦をする規定があったという。賞品が競馬のルールを左右することもある。その好例であろう。

 

***** 2015/11/09 *****

 

 

 

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コメント

クリスタルコーナーの展示スペースは
もうちょっと正門寄りに移動して、特別招待者
などの入り口近くに飾ってありますよ。

投稿: てつじん | 2015年11月10日 (火) 22時44分

てつじん様
コメントありがとうございます。そういえば中山のクリスタルコーナーにあった展示スペースはどこにいったんでしょうかねhappy01

投稿: 店主 | 2015年11月10日 (火) 08時31分

いつも楽しく見させていただいてます!

トロフィー、本物を使うこともあると思いますが...。
URLに書いてあるニュージーランドトロフィーとかは明らかに本物を渡していると思います。ただし、歴代勝ち馬が載るので後で回収されますね。ちゃんとレース前に展示室から無くなるので、本物を使っているのではないでしょうか。展示室にあるものからニセモノならばしょうがないですが(笑)

昔の中山では、豪雨の時とかは展示室のすぐ裏の場所で表彰式をやっていたので、そのまま持ってきて表彰式の机の上に置くのを見たので。

確かに特別戦とかのカップはレプリカですね。

投稿: てつじん | 2015年11月 9日 (月) 23時47分

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