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2015年9月 8日 (火)

秋の始まり

夏競馬も終わり、今週の中山メインは関東の競馬ファンに秋の到来を告げる京成杯「オータム」ハンディキャップ。なのに「サマー」マイルシリーズの一戦でもある。

実際、夏競馬と秋競馬が混ざり合うメンバーになることが多い。ローカルを使われ続けてきた馬たちと、ここから秋の大一番を展望する馬たちの激突。しかもハンデ戦。力の比較は難しい。だから波乱になることも。2003年のこの一戦でも、勝ったブレイクタイムは前年の覇者であったにもかかわらず6番人気の穴評価。連覇でありながら波乱でもあった。

B_time 

それにしてもこのレースを「京王杯」と間違える人は、未だに多いのではあるまいか。実は私もその一人。こうして書いていながら間違えやしないかとビクビクしている。

もともとは春・秋の東京開催のオープニングを飾るレースが京王杯だった。それがスプリングカップとオータムハンディキャップである。1974年の京王杯オータムハンデが行われたのは9月東京の芝1800m。名手・野平祐二が手綱を取ったスガノホマレがスタートからぐんぐん飛ばして、イチフジイサミら有力馬を突き放して一人旅のゴールを果たした。その勝ち時計は1分46秒5。日本競馬史上、1800mで初めて47秒の壁を破った驚異の日本レコードに、場内のファンは騒然としたという。

中山のマイルにコースが移ったあとも、このレースは「速い時計の出るレース」としてそのイメージが定着している。87年ダイナアクトレス(1分32秒2)、94年サクラチトセオー(1分32秒1)、01年ゼンノエルシド(1分31秒5)、そして12年レオアクティブ(1分30秒7)。数々の日本レコードがこのレースから生まれた。

ただ、このレースでレコードが更新されるたびに「マイルの世界レコード」と騒ぎ立てるのはいかがなものか。タイムに現れるのは馬の能力だけではない。多分に馬場の状態が影響するのは誰もが知るところ。そもそも1マイルは1609.3mではないか。

それでもこのレースを迎えると時計が気になるのも事実。果たして今年の勝ちタイムはどんなもんだろうか。

 

***** 2015/09/08 *****

 

 

 

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