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2015年9月21日 (月)

ひと夏の成長

セントライト記念で注目すべき点のひとつに、ダービー以来の休み明けとなる馬たちの「夏の成長」が挙げられる。ダービー2着のサトノラーゼンを筆頭に、彼らがどんな夏を過ごしたのか。レース結果よりも気になると言っても過言ではない。中でも驚かされたのはプラス12キロで登場したキタサンブラック。見た目に太いわけでもなく、これを純粋な成長分だと思えば、よほど充実した夏を過ごしたのだろうと認めざるを得ない。

実際のレースでも、キタサンブラックが2番手追走から直線先頭。そのまま先頭を譲ることなく粘り込んで1着ゴールを果たした。スプリングSに続く2勝目。スプリングSとセントライト記念を制したのは、1956年のこのレースを勝ち、その勢いのまま菊花賞をも制したキタノオー以来のこととなる。

だが、優勝騎手インタビューで菊花賞への見通しを聞かれた北村宏司騎手は、質問に対してひと呼吸置いたうえで、「自分の走りのリズムがかみ合えば……ですね」と慎重な姿勢を崩さなかった。

調教師も菊花賞への正式な出否を明らかにしていない。なにせ母の父はサクラバクシンオーである。実際1コーナー入口では、引っ掛かる馬を懸命になだめる北村騎手の姿が大映しになった。菊花賞トライアルであるセントライト記念の勝ち馬が、菊花賞ではなく天皇賞に向かうことになれば、昨年に続く事態。陣営の判断に注目したい。

ただ、菊花賞は「キタ」と繋がりが深いレースでもある。前出のキタノオーを始め、60年キタノオーザ、74年キタノカチドキ、さらに97年のマチカネフクキタルの馬名にもしっかり「キタ」が入っていた。ついでに80年のノースガストまで加えれば、75回の歴史の中で「キタ」関連の馬がなんと5勝である。ちなみに、英語表記を含めても「ヒガシ」「ニシ」「ミナミ」を馬名に持つ馬が菊花賞を勝った例はない。北島三郎氏の所有馬で、北村騎手が手綱を取るキタサンブラックには追い風ではあるまいか。

Kitasan 

ちなみに北村騎手は05年キングストレイル、08年ダイワワイルドボア、13年ユールシンギングに次いで、セントライト記念4勝目となった。これは郷原洋行元騎手、加賀武見元騎手、そして現役の蛯名正義騎手に並ぶ最多勝記録。なんとこの3人、いずれも菊花賞を勝っている。北村騎手もそろそろ本番を勝ちたい。

 

***** 2015/09/21 *****

 

 

 

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