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2015年9月30日 (水)

好奇心100%の競馬です

先日、何気なくTVを観ていたら、NTV「ぐるぐるナインティナイン」の「ゴチになります16」に女優の賀来千香子さんがゲスト出演されていた。このコーナーには俳優の柳葉敏郎さんもレギュラー出演されている。画面に映し出された2ショットを見て、思わず90年初頭の競馬を思い出した。オグリキャップが有馬記念を勝ち、トウカイテイオーが無敗でクラシック2冠を制したあの当時である。

同じような感慨を持った方は、ひとり私のみではあるまい。このお二方がJRAのイメージキャラクターを務めていらしたのは1990年からの2年間。オグリキャップ人気と武豊に代表されるアイドルジョッキーの活躍で、競馬場には女性客が急増していた。

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そんな時代に流れたのが、柳葉さんと賀来さんのカップルが楽しげに競馬を観戦するというTVコマーシャルである。二人の周りにも若い男女の姿は多い。レースの盛り上がりと共に2人の気持ちも高まってくる様子が伝わってくる。そこはまるでライブコンサートの会場のよう。「競馬場でのデートって意外におしゃれかも……」。世の若い女性にそう思わせるのに、じゅうぶん過ぎるインパクトを与えた。

ただ、ベテランファンを中心に、こうしたライト化路線に違和感を覚えた向きも多かったことも否定できない。

この二人の前にイメージキャラクターを務められたのは小林薫さん。馬主でもあり、また熱心な競馬ファンでもある小林さんが、TVの向こうから温かく競馬を語るそのCMは、多くの競馬ファンの心を掴んだ。それが突然「好奇心100%の競馬です」なんて言われても、既存ファンが戸惑うのも無理はない。

だが、柳葉さんご本人も、実は熱心な競馬ファンであることをご存じだろうか。馬主としてユウサンハッピーやジョニーパシフィスなどこれまでに数頭を所有。また、1996年にNTV系で放映さたドラマ「ナチュラル 愛のゆくえ」では、浦河のサラブレッド生産牧場の跡取り役で出演し、さらに2013年の映画「三本木農業高校、馬術部」でも馬術部の顧問役を演じるなど、馬とのつながりは今も深い。さらに、賀来さんも2005年に公開された映画「ハルウララ」で調教師の妻役を演じている。

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25年前、ぎこちなくも楽しそうに競馬場でデートをしていた二人が、今なお競馬に関わっている―――。そんな風に思うことにすれば、どことなくホッとする部分もないだろうか。ないスかね?(笑) ともかく私もトシを取った。それは間違いない。膨大な資料の山の中から、このレープロ(上は1991年の日本ダービー、下は同じ年の有馬記念当日のもの)を引っ張り出しながらつくづくそう感じたのである。「ゴチになります」ごときでそんなことまで考えてしまったのは、さすがに私だけかもしれない。

 

***** 2015/09/30 *****

 

 

 

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