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2015年9月28日 (月)

外ラチのさらに外

その光景を見て、思わず我が目を疑った。

先週土曜の中山。1Rの馬場入り直後でのことである。

Kara1 

カラ馬が外ラチ沿いをこちらに突進してくる。いや、よく見ればそこは外ラチ沿いではない。外ラチのさらに外。普段は警備員やカメラマンのいる狭い隙間を、放馬したシュートラヴがフルギャロップで駆けてくるではないか。

危ない! その先にはウイナーズサークルがあるぞ!

ドガーン!

Kara2 

物凄い音を立ててウイナーズサークルを囲むラチに激突したシュートラヴは、もんどり打ってひっくり返った。ただちに厩務員が駆けつけて、確保。これで怪我人が出なかったことは奇跡であろう。警備員は慌てて馬場に逃げ、普通ならもっとたくさんいるはずのカメラマンも、1レース目ということで比較的少なかった。全力疾走する馬の体当たりを喰らったら、ひとたまりもない。ぐにゃりと折れ曲がった柵がすべてを物語っている。

Rachi1 

騒然とする中でスタートが切られた1レースは牝馬限定の2歳未勝利戦。スタートからハナを奪ったハタノインサイトが、1200mを一気呵成に逃げ切った。フレンチデピュティの産駒。

1r 

2レースは芝1800mの2歳未勝利戦。マイネルファンが先手を奪うと、ディーマジェスティの猛烈な追い込みを凌いで逃げ切った。

2r 

開幕から外差しが目についた中山の芝コースだが、この土曜からCコースに変更された影響であろうか。一転先週は逃げ先行馬の活躍が目立った。不安定な天候と相まって、この中山の馬場は読みにくい。「先週と全然違うよ」。あるベテラン騎手もそう言って嘆いた。ひょっとしたら、冒頭のシュートラヴも馬場状態を隅から隅まで調べたかっただけなのかもしれない。

それでもさすがに外ラチの外はまずかろう。だいたいが、外ラチを越えたということは、フェンスを越えて客席に飛び込むこんでいた可能性も否定できまい。となれば、第二のサッポロホマレ事件である。サッポロホマレはパドックのフェンスを飛び越えて客席に飛び出した。ラチやフェンスに馬を確実に止める保証はない。騒ぎを起こしたシュートラヴが「左後肢挫創」程度の傷で済んだことも含め、そんな思いを新たにした。

 

***** 2015/09/28 *****

 

 

 

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