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2015年8月 8日 (土)

新米種牡馬

こちらの流星の牡馬は……、

Epifa1 

つい先日、現役引退が発表されたばかりのエピファネイアです。

ここ社台スタリオンにやって来てから、まだ一週間も経ってない。新しい環境に慣れないせいであろう、狭いパドックをウロウロと走りまわっては周囲を気にしている。隣の馬房からクロフネが顔を出せばそっちに走って行き、向こうでディープインパクトが吠えればそっちを気にしてまた走って行く。たしか脚の故障で引退したはずなのだが、放牧地で見る分には元気いっぱいだ。

正式な引退理由は左前脚の繋靱帯炎。宝塚記念へ向けた追い切りの直後に発症したという。

繋靱帯炎は屈腱炎に匹敵する競走馬の難病のひとつ。人間のスネにあたる中手骨の裏側が炎症を起こすもので、種子骨の骨膜炎や骨折などに伴って腫れる場合と、過度の球節の屈曲によって靱帯のみが損傷を受ける場合がある。やっかいなことに、その回復には時間を要するケースが極めて多い。思い起こせばエピファネイアの母・シーザリオが現役引退を余儀なくされたのも、右前の繋靱帯炎によるものだった。因縁を感じずにはいられない。

Epifa2 

昨年のJCで世界ランク1位のジャスタウェイを4馬身も突き放し、この秋は凱旋門賞も展望されていた一頭だけに、その引退を惜しむ声は今なお多いという。私とて、スミヨンが絶賛したその驚異的なスタミナをロンシャンで見たかった。だが、その夢は産駒に託すしかない。

なにせ2014年の世界ランキングで堂々の2位を獲得した一頭である。ようやく登場したシンボリクリスエスの後継種牡馬種として、生産者の人気を集めることは必至であろう。

病み上がりということで、今はまだ狭いパドックで過ごしているエピファネイア。年内は療養に専念し、来春から新たな仕事が待っている。

 

***** 2015/08/08 *****

 

 

 

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コメント

ご指摘ありがとうございます。
暑さでボンヤリしてました(^^;

投稿: 店主 | 2015年8月 9日 (日) 18時06分

父シンボリクリスエス×母父スペシャルウィークですよ。

投稿: 馬さん | 2015年8月 9日 (日) 13時42分

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