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2015年8月29日 (土)

馬を見ているようで、実は

パークウインズ開催の東京競馬場は霧雨。最高気温20度の府中には、早くも秋の気配が漂っている。

Turf 

冷たい麺を楽しめるのも、今週がラストかもしれない。今日もスタンド4Fの『むぎんぼう』から。ネギ塩豚うどんを冷やしでいただくことにする。

Buta 

昨晩餃子を食べ過ぎたので、アッサリしたメニューが良かろうとオーダーしたのだが、どっこい意外とこってり感満載のうどんだった。こってりの正体は豚バラ肉の脂。「豚肉の冷しゃぶ」をイメージしていたのだが、実際には塩だれの焼肉という方が近い。これを「冷やし」にしたことで、やはり凝固した脂がツユに浮いてしまう。ただし豚肉自体はたいへん美味しいので、温かいうどんなら何ら問題ないだろう。秋本番になったらあらためて食べてみたい。

それにしても、新潟から場外に戻ってみて、あらためて思う。馬を見るなら競馬場に限る。場外ではそれができない。自宅のTV観戦ではなおできない。

「場外や自宅には馬がいないのだから当たり前だろ!」

そう指摘されそうだが、そういう意味ではない。例えばTV中継でパドックを見るとする。するとまず聞こえてくるのは訳の分からんBGM。しかるのちに、解説者とアナウンサーのやりとりが始まる。どちらもうるさい。だいたいなんでパドックを映すのにBGMが必要なのか。とにかくそれでリモコンの「消音」ボタンをプチっと押す。

しかしそれでもまだ何かがうるさい。何だろうと考える。それが画面の隅々を埋め尽くす文字情報だと気づくまでには多少の時間がかかった。場名、レース番号、枠番、馬番、馬名、騎手名、性別年齢、斤量、馬体重増減、オッズ、等々。画面の中の馬を見ているつもりで、実は私の目は画面の中の文字を追っていたのである。

Bs 

ただし、実は競馬場にいても同じ心配の種はある。パドックで馬を見ながら、ちらちらと掲示板を見てしまうのである。「あれ? 太いかと思ったら、減ってるんだ」。「え? この馬の単勝が8倍もつくの?」。そうこうするうち、最終的にまったく馬を見ていない自分に気づいたりする。特に負けが込んでいる時にこのパターンが多い。いったい何のために競馬場まで足を運んでいるのか。戒めなければならない。

似たような危惧は昨今のプロ野球中継の中にも潜んでいる。TVの画面に次から次へと現れては消えるデータの数々。そんな情報ばかりに気を取られて、肝心のプレーを見るのに脳が追いついてない。結果、映像はいらない、ネットの速報で十分というファンが増えた。いずれ競馬でもネット速報派が台頭するのではあるまいか。冷やしネギ塩豚うどんをすすりながらそんなことを心配している。食べながらモノを考えるには、このメニューは悪くなさそうだ。

 

***** 2015/08/29 *****

 

 

 

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