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2015年8月11日 (火)

キツネが減ったそのワケは

最近、北海道に来るたびに思うことがある。車を運転していて、あるいは放牧地を歩いていて、キツネの姿を見かける機会がどんどん減っているのだ。

Fox 

今回もキツネを目撃したのは一度だけ。まあ、こればかりは運もあるのだけど、旅行者の感覚としては間違っていないと思う。それで牧場の方に聞いてみると、意外な答えが返ってきた。

「ああ、アライグマのせいだな」

―――アライグマ?

なんでも、もともとペットとして飼われていた、アライグマが野生化して大繁殖しているのだという。

似た話は鎌倉あたりでも聞く。ペットのアライグマが野生化して困っている。最初は可愛いくても、成長するにつれて気性が荒くなり、キバも鋭くなる。もともとペットに向いている動物とも思えない。それで持て余した飼い主が野に放して野生化する。だが鎌倉では大繁殖しているとまでは聞かない。北海道の事情が異なるのは、鎌倉とは比較にならないその豊富な自然がアライグマの生活に馴染んだのであろう。

アライグマが北海道を好む理由は自然だけではない。彼らの大好物は収穫直前の熟した農作物。トウモロコシは皮を丁寧にはがし、メロンも中身だけを上手にくり抜いて食べるという。農家にしてみればたまったものではない。キツネが減ったのも、餌や巣といった生活圏が共通するためだという。

私も今回初めてアライグマらしき動物を見かけた。夜の牧場に車で到着したら、ヘッドライトが牧柵の根元に動く動物を照らした。まぶしい光に照らされたその動物は5匹くらいの集団で、こちらを見て固まっている。

「タヌキだ!」

最初はそう思った。しかしそのうちの1頭が後ろ脚で直立しているではないか。タヌキがそんな姿勢を取るとも思えない。

すると1匹が牧柵をするするとよじ登り、あとの4匹もそれに続いた。タヌキが木登り? その時、確かにしっぽの縞模様が見えたのである。結局、その5匹は牧柵伝いに暗闇に消えていった。

その時は、まさか北海道にアライグマがいるなんて思わなかったが、あとでいろんな人に聞いてみると、最近ではさして珍しくもないらしい。札幌のような都会でも見かけるという。となれば近い将来、新千歳空港のお土産コーナーはキタキツネに替わってアライグマグッズが溢れるかもしれない。

ところで私世代の人間がアライグマと聞けば、この一頭を思い出す。

Rascal 

2000年の天皇賞でテイエムオペラオーの2着と頑張ったラスカルスズカです。まあ、アライグマと言えば「ラスカル」ですよね。種牡馬の方は2010年のシーズンを最後に引退し、ノーザンホースパークを経て、今は札幌郊外のモモセライディングファームで乗馬として活躍している。そういえば、これまで気にしたことはなかったが、ひょっとして彼の尻尾は縞模様だろうか。

 

***** 2015/08/11 *****

 

 

 

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