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2015年7月17日 (金)

夏バテ

いや~。台風接近のせいで関東はサウナの如き蒸し暑さ。気温は30℃そこそこでも、湿度98%は厳しい。完全にバテております。

「逃げ切り」、「埒が開かない」、「デッドヒート」。意外なとところでは、「ドーピング」や関西弁の「あかん」のように、一般的に使われながら実はその語源が競馬にあるという言葉は思いのほか多いのだが、この「バテる」という言葉も、その由来は競馬にあるとされる。

競馬をやっている人には説明の必要もないだろうけど、馬が走り疲れた様子を競馬では「バタバタになる」という。 たとえば調教欄に「終いバタバタ」と書いてあれば、ゴール寸前に足が上がって失速したことを意味する。この「バタバタになる」が簡略化されて「バテる」になったという。

1994年7月。益田競馬場(※既に廃止)で、出走予定馬が夏バテで体調を崩し、取消が相次いでレースそのものが取り止めとなったことがある。戦前の福島競馬場では、アラブのミスカズオーが暑さのために死ぬという出来事もあった。こんな例を持ち出すまでもなく、馬が暑さに弱いことは言うまでもない。夏バテの馬を見極めることが、夏の馬券作戦のイロハと言える。

夏バテをおこした馬は、眼の周囲の毛が抜けて、汗が出なくなるため黒ずんで見える。さらに牡馬ならば睾丸が大きく膨れ上がることもある。「夏は牝馬」の格言は、このあたりの事情にも裏打ちされているのであろう。

Water 

昔の夏バテ対策といえば氷柱とニンニク味噌だったが、最近はどちらもあまり見かけなくなった。厩舎には氷柱の代わりにエアコンやミスト装置が導入されているし、ニンニク味噌は匂いがキツ過ぎて人も馬も嫌がる。そういうことで最近では、夏バテ予防食として「酢」が注目されているらしい。人間と同じですね。蜂蜜入りのリンゴ酢のような甘いモノなら馬も喜ぶし、言うまでもなく酢には疲労回復や食欲増進といった効果がある。

ただし、酢で夏バテを予防することはできても、夏バテの症状を呈してしまった馬への有効な治療法というのは特になく、そうなれば休養させて涼しくなるまで待つほかはない。夏は「厩舎力」がそのまま成績に現れる時季でもある。

 

***** 2015/07/17 *****

 

 

 

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