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2015年7月26日 (日)

【夏は冷やして②】ニシンそば

今週もパークウインズ開催の東京競馬場に来ている。これで3週連続。こんな夏を過ごすのは何年ぶりだろうか。少なくとも今世紀に入ってからは記憶がない。

Tokyo 

こうした行動パターンをどう評価すべきか。私個人に限って言えば、少なくとも良い傾向ではなかろう。土日にやることがないから仕方なく来ている。どうもそんな感じがする。以前なら福島や函館に行っていた。それを行かないのは、行っても馬券を買う以外にすることがないからだ。実は最近JRAではほとんど写真を撮ってない。それならパークウインズに行っても同じこと。そういうことになる。

それで馬券が当たるのならまだいい。私の馬券下手は知る人ぞ知る。すると馬券にも飽きて、勢い食道楽に走ることとなる。せっかく人間ドックで好成績を得たのに、これでは元の木阿弥ではないか。

パークウインズ期間中の食事のテーマは「チャレンジ」と決めている。先日紹介した「冷やし牛すじうどん」もそのひとつ。新たなメニューを開拓するために失敗を恐れてはいけない。―――なんて、変なところで、前向きさを取り戻したりする。

今日のチャレンジも『むぎんぼう』がその舞台。『むぎんぼう』なのに敢えて「そば」を、そして「ニシンそば」なのに敢えて“冷やし”で注文してみた。

ニシンそばは有名ですね。京都の名物。身欠きニシンを甘いタレで炊いて、一晩くらい置いて寝かしたやつを、熱いつゆそばの上にポンと乗せて出来上がり。つゆは昆布だしに薄口醤油の関西風。濃厚な味付けのニシンと、すっきりした味のそばとつゆのバランスの妙が良い。食べるうちに京都の街の景色が広がってくる一杯だ。

Menu 

ただ、今回はそれを「冷やし」で食べようと言うのである。ここの店は「かきあげうどん」や「ごまねぎうどん」など大半のメニューに「温・冷」と書き添えてあり、どちらも対応しますよとアピールしているのだが、この「ニシンそば」に関しては「温」としか書いてない。店としては「冷」はオススメできぬということか、あるいはニシンそばを冷やしで食べるようなアホな客などいるはずがないのか。後者だったら嫌だなと思いつつ、お店の方に「ニシンそばを“冷やし”にしてもらえますか?」と聞くと、「はい、大丈夫です」とあっさりOKが出た。

それで出てきた一杯がこちら。

Nishin 

まず注目すべきは、身欠きニシンが2本入っていること。さらに大根おろしまで入っている。あとはカマボコに青ネギといったところ。つゆは昆布ベースの関西風で、言うまでもなく冷たい。

結論から先に書くと、スタンディングオべーションで絶賛するほどの味ではないにせよ、だからと言って決して悪くもない。まず驚いたことに―――と書いては店に失礼だが、そばが美味いのである。そういえば、ここでそばを食べること自体が初めてだ。なにせここは「京うどん」を看板に掲げる一店であり、私は自他ともに認めるうどん喰い。この期に及んで、まさかこんな発見をするとは思わなかった。

熱いつゆに比べニシンの香りは若干落ちるが、その分甘さは増しているようにも思われ、大根おろしをまとうことでその甘味はさらに際立つ。聞けば、ニシンそば発祥の店とされる京都祇園の『松葉』にも、冷やしニシンそばがメニューにあるんだそうだ。まあ、納得できなくもない。京都の夏も暑いですからねぇ。

 

***** 2015/07/26 *****

 

 

 

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