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2015年6月11日 (木)

一口馬主と一日馬主

昨日も書いたように、今年も社台グループから大量の「1歳馬カタログ&DVDセット」が送られてきた。

この時期の楽しみのひとつであることは間違いないが、同時に苦しみでもある。妻からは「見るだけね!」と、ぶっといクギをさされているが、見れば欲しくなるというのがヒトの性(さが)であろう。一口の募集価格が数百万という1歳馬の立ち姿や血統表をチェックしつつ、「ふう…」とため息を漏らす作業の繰り返し。やはりどちらかと言えば辛い。

G1sunday 

「1頭の馬を数人で共同所有」という形態は欧米でも決して珍しいものではないが、その考えを拡張して「正式な馬の所有名義人が、一般から数百人規模の出資会員を募りその賞金配当を配賦する」というスタイルは日本発祥とされる。

以前、日高の牧場で働いていたアイルランド人が、帰国後にそのスタイルを真似て、とあるモンジューの初年度産駒に一般から数百人の出資者を集めた。これが2005年の英国ダービーを勝つことになるモティヴェーターだというのだから凄い。

日本では出資会員のことを「一口馬主」と呼ぶこともあるが、厳密には「馬主」ではなく、たとえ全口の出資者であろうと勝負服の登録はできないし、馬主席に入ることも許されない。

ところが、英国では「一口馬主」ならぬ「一日馬主」という制度がある。いや、「あった」と書いた方が正しいかもしれない。20年前には間違いなくあったのだが、今も制度が存続しているかは分からない。なので以下に書く内容は、既に消えてしまった話かも知れぬ。そこはひらに御容赦いただきたい。

こちらの「一日馬主」の方は、あくまで「馬主」としての扱いを受けるのが特徴。リムジンが自宅まで迎えに来てくれて、6名分のボックスシートと食事が用意され、ジョッキーには自分の勝負服を着せることができる。さらに、もし馬が勝てばその賞金の一部が自分のものになるというのだ。

主催はどこぞのブックメイカーで、対象となる馬はそのブックメイカーの所有馬に限られる。気になるその値段は約50万円ほどだったか。これを高いと思うか安いと思うか。評価は割れるだろうが、6人のワリカンなら1人あたりの負担は10万円を下回る。それで憧れのアスコット競馬場のウイナーズサークルに立って、デットーリと一緒に写真を撮れる!……かもしれない。それが実現するのだとしたら、むむむ、それでも高いですかね。

Ascot 

ともあれ、今のところの私の関心事は、いつの日かのアスコットではなく来週の船橋のウイナーズサークルに立つこと。

この一点のみである。

 

***** 2015/06/11 *****

 

 

 

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