« 切れ味と底力 | トップページ | 落花生と1歳馬 »

2015年6月 9日 (火)

せっかちさん

昔、セッカチセージという馬がいた。2008年のヒヤシンスSではサクセスブロッケンの3着。NHKマイルにも出ている。その特徴的な馬名の由来は「せっかち」なオーナーにちなむ。

Sekkachi 

私自身も「せっかち」と言われることが多い。まあ、自分でもそうだろうなと思う。

このブログでも、「発走ギリギリに競馬場に到着した」とか「レース後、ダッシュで駅に向かった」なんてことをしょっちゅう書いているので、皆さんもそう感じていることだろう。

なんでそんなに急ぐ必要があるのかというと、次の予定が詰まっているからであって、これが私のもう一つの問題「依頼や誘いをなかなか断れない」ということにも繋がる。

とにかく撮影でも飲み会でもホイホイと受けてしまうので、仕事を中断して別の二組と相次いで飲み会なんてザラ。その極致にあるのが、まったく別々のグループと、それぞれ“一緒”に北海道旅行をしたというエピソードかもしれない。

あらかじめグループBのメンバーには「先に現地入りしてる」と断った上で、往路はグループAと羽田で待ち合わせて出発。現地に着くや「別行動」を持ち出してAとはいったん別れてBと合流。Bと一緒に夜まで過ごして、夕食のジンギスカンまで済んだら、そこで「お先に」と退席。しかるのちにタクシーを飛ばしてAの夕食会場に合流して、この日二回目の夕食を楽しみ、果ては二次会(私にとっては三次会)に突入し、ヘロヘロになってBが待つ宿に戻るのである。

これじゃあ太って当たり前。精神的にも良いはずがない。しかし、近年になって、ドラスティックな変化が訪れた。昨年あたりから肝臓の数値が悪化したために酒を控えるようになり、さらに競馬場や旅行に行く機会も激減したのである。

たまの競馬場ではのんびり過ごしたい。安田記念の東京競馬場では最終レースが終わってもそのままスタンドに居座り、腰を上げたのは6月の陽もさすがに傾きかけた17時半頃。最近では駅で走ったという記憶もない。歳と共に自分の中のせっかちさんも存在感が薄れてきたような気がする。

急いで競馬場に行ったって、負けるレースがひとつ増えるだけ。そんな具合に、だんだん暇な時間が増えてゆくのだろう。若いころは「暇」が怖かった。歳をとるということは、その恐怖心が薄れゆく過程を言うのかもしれない。

 

***** 2015/06/09 *****

 

 

 

|

« 切れ味と底力 | トップページ | 落花生と1歳馬 »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 切れ味と底力 | トップページ | 落花生と1歳馬 »