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2015年6月12日 (金)

アブクマポーロの妹

明日の東京10Rは東京五輪セーリング会場に決定した江の島を冠する江の島特別。13年前の2002年は、単勝40倍の人気薄・シルクサンライズが勝つ波乱だった。

Sunrise 

「シルク」の名が付いているがシルクレーシングクラブの所属馬ではない。冠名は後ろの「サンライズ」の方。そう、勝負服を見ても分かるように松岡隆雄氏の所有馬である。だが、シルクともまるで無関係というわけでもなかった。

「5千万だってよ。どう思う?」

当時のシルクの社長さんが1枚の写真を私に見せてきた。写っていたのはバンシューウェーの97の立ち姿。のちのシルクサンライズである。

サッカーボーイ産駒。しかも牝馬。普通に考えれば高い。だが、母・バンシューウェーということは、1997年、98年のNARグランプリ年度代表馬のアブクマポーロの半妹ということになる。ならば高くても仕方ないか。いや、それでもやはり高い。

Abukuma 

結局、その仔馬はシルクの所属馬として募集されることになった。だが、すぐに故障が判明。募集中止となる。それで馬は松岡氏名義になった。それで通算32戦5勝。あのままクラブ所属でもよかったという意見もあろうが、デビューは3歳の7月である。緒戦9着、2戦目は8着。ラストチャンスの10月福島の未勝利戦を10番人気で勝ったのは、関係者でさえ望外の奇跡であったに違いない。募集中止は正しい判断だった。

「アブクマポーロの妹を持ってみたい」と出資しようとしたシルクの会員さんには、運が悪かったとしか言いようがない。当時とは募集馬の顔ぶれがガラリと変わった現在のシルクでは、こんな血統がラインナップされることは、もうないだろう。

 

***** 2015/06/12 *****

 

 

 

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