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2015年5月19日 (火)

よみがえるヒート競走

今日、大井2日目の注目レースといえば、そりゃあメインの「ゆりかもめオープン」なのかもしれないが、私個人は3Rの「2歳」が気になって仕方ない。なにせ、出走全馬が前走で同じレースに出走しており、その時の1~6着馬がソックリそのまま対戦するのである。JRAでこの番組は考えられない。地方ならではの一戦と言えよう。

前回から変わったことといえば、2頭が乗り替わりになったことと、距離が1000mから1200mに伸びたことくらい。なぜか枠順まで前走と似通っている。馬場状態も前回と同じ稍重。つまり、力関係が分かり切ったメンバーでわざわざ競馬をするという、なかなか画期的なレースが実現したわけだ。

なぜこんなことが起きたのか。一般的に年の最初の新馬戦は2鞍以上で行われ、次の開催ではそれぞれの上位入着馬同士と、敗退馬同士の2鞍のレースを組む。それなら、ファンの購買意欲を削ぐようなことはない。だが、今年最初の新馬は1鞍しか組まれなかった。4月10日の能試をパスした2歳馬は13頭。そのすべてがデビューすれば問題なかったが、実際に新馬にエントリーしてきたのは7頭に留まった。これではレースを分割することはできない。

今年からの試みとして、例年6月だった新馬戦のスタートを2か月近く前倒しした影響もあろう。ともあれ、現時点で「2歳既出走」の条件を満たす馬はこの時に走った7頭しかいないのだから、今日の3Rはやむを得ない。だが、買う側としては予想も何もあったもんじゃない。前走4馬身差圧勝のイジワルナハローが1番人気なのは当然。そのイジワルナハローには敗れたものの、3着馬を5馬身置き去りにしたサブノクロヒョウが2番人気。これも当然であろう。

果たして結果はこのようになった。

Ijiwaru 

 着順 馬名 前走着順 
 ----------------------------
 ①イジワルナハロー  (1)
 ②サブノクロヒョウ  (2)
 ③フォートカルガリー (3)
 ④ロイヤルタイド   (5)
 ⑤ネコグリン     (4)
 ⑥クラージュ     (6)

前走とは4着と5着が入れ替わっただけ。ネコグリンの今回は出遅れが痛かった。とはいえ馬券に影響はない。これで3連単450円は、むしろ“つけた”感がある。

「さっきのレース、やる意味あったのかな?」

次のレースのパドックでは、そんな声も聞こえた。敢えて意味を探すなら、4番人気で勝ったイジワルナハローの前走が、フロックではなかったということか。同じメンバーで2度走って、いずれも1着なのだから、イジワルナハローがこの条件では能力上位であることがはっきりした。そういう意味では、近代競馬黎明期の英国でさかんに行われていたヒート競走を見た思いがする。

 

***** 2015/05/19 *****

 

 

 

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