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2015年5月 6日 (水)

馬事公苑に込められた思い

昨日まで馬事公苑で行われていた「ホースショー2015」を観戦に来ていた知人と会うため駒沢公園へ。なぜ駒沢公園か。それは知人が「肉フェス」を覗いてみたいと言い出したから。GWの過ごし方はホントいろいろですね。

Niku 

「それにしても、再来年のホースショーはどうなるんだろうなぁ……」

もぐもぐと『格之進』の熟成肉を頬張りながら私が言った。馬事公苑は年東京五輪の馬術競技会場として使用されることが決まっている。だが、施設の一部は老朽化しており、また馬場の大きさなどが現在の国際大会の基準を満たしていないことから再来年の1月から2年半余りかけて全面改修工事を行うらしい。その間のGWは3回。国内最大級の馬術大会であるホースショーもその影響を免れまい。

もともと東京五輪の馬術競技は夢の島の仮設会場で行われる計画だった。だが、このエリアは羽田空港を離発着する航空機の通過コース。競技の最中に、たまたま飛行機が離陸し、その大音響に馬が驚かないとも限らない。

近くには大井競馬場もあるが、競馬であれば影響は全頭に及ぶから公平性が損なわれることはない。しかし、ひと組ずつ順番に競技を進めていく馬術競技の場合、影響を受ける競技者と受けない競技者とがハッキリ色分けされてしまう。飛行機の侵入ルートを変えるわけにもいかない。そういう意味では馬事公苑への会場変更は理に叶っている。むろん、既存施設の有効利用という効果も否定できない。

Jump 

「ところで、馬事公苑はなんで“公園”じゃなくて“公苑”なんだ?」

今度は知人が聞いてきた。「園」は植物のある庭、それに対し「苑」は動物のいる庭という意味がある。この駒沢公園のように市民に憩いの場所を提供する「公園」であるという側面と、動物を飼っていて囲いのある「苑」という側面。その二つのファクターを勘案して「馬事公苑」と名付けられた。

かつては馬以外に孔雀やほろほろ鳥なんかも苑内で飼われていたというが、「人と馬とが相互に理解を深めるための施設」というこだわりこそが、「公苑」という絶妙の言葉を生み出したのであろう。たかが漢字一文字とはいえ、そこには先人の強い思いが込められている。来るべき東京五輪では、世界の人にそんな思いを伝えたい。

 

***** 2015/05/06 *****

 

 

 

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