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2015年5月 3日 (日)

繋がった血

ゲートに入るのを嫌がって発走時刻を遅らせ、道中は唯一頭ポツンと最後方を追走。2周目の向こう流しで早くも進出を開始して、ゴール前はカレンミロティックを捉えつつ、フェイムゲームの猛追を凌いでみせた。

それが出走メンバー中ただ一頭の芦毛馬である。目立って当然。最初から最後までファンの視線はゴールドシップに釘付けだった。終わってみれば、今年の春天はゴールドシップのためのレースだったと言っても過言ではあるまい。そしてそれは、ゴールドシップの母の父であるメジロマックイーンに捧げる天皇賞でもあった。

メジロアサマ~メジロティターン~メジロマックイーンによる父子3代天皇賞制覇の偉業から四半世紀。「父子」の系譜は途切れたかもしれないが、天皇賞馬の血統表にマックイーン、ティターン、アサマの名前が載ったことには違いない。何よりゴールドシップのこの真っ白な毛色は、祖父・メジロマックイーン譲りである。

Gold 

そもそも、たとえ「母の父」としてであっても、たいへんな偉業であることは言うまでもない。同じく母の父にメジロマックイーンを持つドリームジャーニーとオルフェーブルという、疾風怒濤の兄弟をもってしても、ドリームジャーニーの3着が最高着順。ゴールドシップ自身も2年続けて敗れていた。この3頭でダメなら、この先チャンスなどあるまい。ある意味ではラストチャンスだった。

むろん横山典弘騎手の常識に囚われない騎乗ぶりも忘れてはならない。坂の手前から動くその姿にメジロライアンの宝塚記念を見た思いがする。あのレースで負かした相手は、父子3代天皇賞制覇を成し遂げたばかりのメジロマックイーンだった。あれから24年。「馬の機嫌を損ねないように」と強調したそのインタビューに月日の流れを感じた。

 

***** 2015/05/03 *****

 

 

 

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