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2015年5月25日 (月)

枠入り不良

GⅠのファンファーレが鳴り響いてオークス出走の17頭が奇数号馬から順に1頭、また1頭とゲートに吸い込まれてゆく。前日までの雨予報は外れて府中の上空は青空。これ以上ないオークス日和に恵まれた。

ふと外に目を向けると1頭ゲート入りを拒んでいる馬がいる。17番のクルミナル。騎手が促しても、係員が押しても、前扉を開けても入ろうとしない。これは時間がかかりそうだ。こうなると、ゲートの中で待たされている馬たちはたまったものではない。なにせ3歳牝馬。ちょっとしたことで、気持ちが途切れてしまう可能性もある。

実際、既にゲート入りを済ませていたキャットコインは、ゲートの中で待たされて、扉を蹴ったり前扉に脚を上げたりしていた。この時点で彼女のオークスは終わっていた可能性が高い。

17gate 

覆面を被せられたクルミナルがようやくゲートに収まって、レースがスタート。結果はご存じの通りミッキークイーンがルージュバックを差し切って優勝を果たした。そのどちらも偶数号馬である。

Oaks 

オークスの上位9頭のうち奇数号馬は13番アンドリエッテと17番クルミナルの2頭だけに留まった。ただし17番クルミナルは奇数号馬とはいえ実質後入れみたいなもの。すなわち、クルミナルのゲート入りを待っていた奇数号馬のうち、真ん中より上位に食い込むことができたのはアンドリエッテ1頭のみということになる。そのアンドリエッテにしても、レース後は「ゲートで待たされてしまい、気持ちがなくなってしまった。ちょっとかわいそう」と、陣営は恨み節を隠そうとしなかった。

クルミナルには6月14日までの出走停止と、停止期間満了後の発走調教再審査が課せられた。再審査は厩舎にとって負担となるが、この期間の出走停止はほとんど意味をなさない。これでファンの気持ちは収まるか。

そもそも奇数号馬はゲート先入れの不利があるのだから、奇数号馬を買うことはそのリスクごと買うことになる。

それは承知しているつもりだが、大舞台を目前にしながらゲート入りに四苦八苦する姿を見せつけられるのは興醒めも甚だしい。それでゲート入りを拒んだ張本人(馬)が好走を果たしたりすると、競馬場全体がどことなく気まずい空気になってしまう。ゴールドシップ、ローブディサージュ、キタサンロングラン。同じ厩舎の馬ばかりが、枠入り不良で発走調教再審査を受けていることも、気にせずにはいられない。

ゲート入りは発走委員や騎手との共同作業でもあるので、一概に誰が悪いと決めつけることはできない。せめて今週のダービーの舞台では、ゲート入りに神経を尖らすようなシーンはあって欲しくないと願うばかりである。

 

***** 2015/05/25 *****

 

 

 

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