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2015年5月23日 (土)

右回り用の「瞬足」を作るなら

今日は娘の小学校の運動会。この日のために用意した「瞬足」を履いて、気合たっぷりに出かけていった。左回り用のスパイクが靴底に施された「瞬足」を履いて走ると、左回りのカーブでスピードが落ちにくい。いわば小学生の勝負鉄。むろん右回り用はない。

運動会に限らず、人が周回する競技は、まず例外なく左回りで行われる。陸上トラック競技、スピードスケート、競輪、競艇、オートレース。それに野球もそうだ。

それでもかつてのトラック競技は右回りコースが主流だった。近代オリンピックでも、1896年の第1回から第3回までは右回りで行われている。左回りになったのは、第4回のロンドン大会(1908年)から。その後、1912年に国際陸上競技連盟が設立されると、「走る方向は、左手が内側になるようにしなくてはならない」と、左回りが明確に規定された。

なぜ左回りなのか。それは人間の生理的感覚に基づいていると説明されることが多い。実際、人は右旋回よりも左旋回の方を好む。フィギュアスケートのスピンもほとんどが左回りだし、陸上円盤投げもハンマー投げも左回り旋回の方が距離が伸びる。パドックで騎乗する騎手が馬の左から乗るのも同じこと。右から乗る騎手はいない。騎乗という動作も旋回運動である。

Left 

翻って競馬場には右回りと左回りの二種類がある。JRAでは、東京、中京、新潟の3か所が左回り、残りの7か所が右回り。地方でも左回り4場に対して右回りが10場と、右回りが多数を占めるから面白い。

Right 

今では左回りの新潟競馬場が、ちょっと前までは右回りコースだったことは多くの方が知るところだろうが、かつて東京競馬場にも右回りコースが共存していたことをご存じだろうか。

いわば“スイッチコース”。芝の1000m、1100m、1200m、そしてダートの1000m、1100mは向こう正面を2コーナーに向かってスタートし、1コーナーを回り、200m余りの直線の先にゴール板が存在していた。

現在の東京競馬場ゴール板から真っ直ぐ2000mのスタート地点方面に向かう外回りの芝コースは「いったい何のためにかるのか?」と首を傾げる人もいるが、あれは右回りコースの名残である。いずれにせよ、右回り用の「瞬足」を作るなら、それが競走馬向けであれば需要があるかもしれない。

 

***** 2015/05/23 *****

 

 

 

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