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2015年5月28日 (木)

リアライズリンクスの一年

ちょうど一年前。2014年5月27日の浦和10RはJRAとの条件交流マルチステッキ特別だった。

当時B2クラスのリアライズリンクスは、ハナを奪うと後続を大きく離して独走。2着に2秒3もの大差をつけ、ゴールを駆け抜けた。しかし特筆すべきは着差ではない。勝ち時計1分25秒6は直後の11Rに行われたオープンクラスの1分27秒5を楽々と凌ぎ、さらに翌日のさきたま杯を勝ったノーザンリバーの勝ち時計1分26秒7をも上回っていたのである。

たしかこの時、リアライズリンクスを管理する小久保調教師は「来年のさきたま杯を勝てる馬だよ」と言っていたはず。馬が馬なら笑われてもおかしくないシチュエーションだが、このパフォーマンスを見ればとても笑えなかった。その言葉を裏付けるように、今年1月のウインタースプリントまで怒涛の7連勝。陣営の自信は確信に変わったに違いない。

Goldcup 

だが、この連勝中には気になることもあった。リアライズリンクスにとって初めての重賞制覇となった昨年暮れのゴールドカップで、ハナに立つまでにやたら手こずったのである。勝つには勝ったが、一方で「こんなもんか」という印象を受けた。当時のブログを読み返すと、「他の馬たちの不甲斐なさの方が気になる」と書いてある。私の中では、確信よりも不安の方が大きくなっていたのかもしれない。

その不安は昨日のさきたま杯で現実のものとなる。そも、馬場入りからしておかしかった。馬場に入るなり立ち止まり、左海騎手が押せども引けども、まったく動こうとしないのである。発走時刻までに1400mのスタート地点に辿り着けるだろうか……。笑い話のようだが、現場は本気でそれを心配した。

Rinks_2 

絶好の2番枠からのスタートも、やはりスッとハナに立てない。押して、叩いて、コーナーワークでどうにかハナ。しかしゴールドカップの時とは相手が違う。4コーナーで後続勢に交わされて万事休す。それでも3着に粘ったのは能力の証に違いないが、1分27秒6の時計は1年前のマルチステッキ特別に遠く及ばず、この1年間でのワーストタイム。陣営は納得できまい。

River 

さきたま杯を勝ったのは昨年と同じノーザンリバー。勝ち時計1分26秒7も昨年とまったく同じ。抜群の安定感でこのレース連覇を果たした。来年の3連覇を阻むのは、リアライズリンクスであってほしい。

 

***** 2015/05/28 *****

 

 

 

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