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2015年5月10日 (日)

Jockeys be ambitious !

昨日のプリンシパルSは、クリストフ・ルメール騎手のアンビシャスが1番人気を集めていた。東京の2000mで16番枠は正直厳しい。それでも慌ててポジションを取りに行ったりせず、道中は後方でじっくりと構える作戦。直線に向くと馬群のまん真ん中に進路を取り、馬群を縫うように伸びて先頭ゴールイン。たった1枚の、貴重な日本ダービーへの優先出走権を手にした。

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この日のルメール騎手は、9Rをゼウスで、12Rをフェリーチェレガロで勝つなど、3勝(2着2回)の固め打ち。通年免許取得後初めてとなる東京参戦で、その技術の高さを改めてファンや関係者に印象着けた。

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それにしてもルメール騎手がこの時期の東京で乗っていることに、私自身がまだ馴染めていないような気がする。2002年以来、毎年欠かさず短期免許で来日して、すっかり日本の競馬でもお馴染みになった彼だが、来日するのは決まって冬の数か月間。欧州のオフシーズンに限られていた。だから、彼の姿を見ると、なんとなく寒く感じる……なんてことはさすがにないけど、5月の東京で見る彼が新鮮であることは疑いようもない。

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本人もそれを楽しんでいるようだ。最終レースの口取り撮影を終えたあと、彼に用事があったので検量室の前で待っていたのだが、待てど暮らせど戻って来ない。おかしいな。別のルートから帰っちゃったのかな? 心配になってウイナーズサークルを覗いてみたら、最後まで残っていたファン全員にサインをして、写真を撮り、プレゼントを受け取っていたのである。「次のレースがないから、みんなにサインできたよ」。日本語で茶目っ気たっぷりにおどけて見せた彼は、もうすっかり日本の人気ジョッキーになっていた。

フランス・シャンティイ生まれの35歳。障害騎手だった父親の影響で、物心ついた時から騎手という職業に憧れていたという。普通高校に通いながらアマチュア騎手として腕を磨き、19歳で念願のプロライセンスを取得した。そんな大事なライセンスを返上してまで叶えたかった日本への移籍である。彼の覚悟は相当であろう。

「日本ダービーを勝つ」

免許交付式のあと、彼は高らかに目標を宣言した。日本行きを決断した理由を問われて、「常に高い目標を持つことがスポーツ選手にとっては重要」とも言っている。お茶目な仕草や童顔な顔立ちについ油断してしまいがちだが、内に秘めたる志は大きく、そしてアツい。ダービーでは引き続きサトノクラウンの手綱を取ることが既に決まっているが、この「アンビシャス」とのコンビでダービーに挑むのも悪くなかった気がする。

 

***** 2015/05/10 *****

 

 

 

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