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2015年4月13日 (月)

ダイワメジャーの不思議

写真は2004年の皐月賞を勝ったダイワメジャー。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、前年のネオユニヴァースに続く皐月賞連覇を果たした。

Mejar1 

1番人気だったネオユニヴァースと大きく異なるのは、皐月賞でのダイワメジャーが単勝10番人気と伏兵中の伏兵扱いだったことに尽きる。なにせ1勝馬。芝で勝ったこともない。前々走のダート500万条件では平場戦にも関わらず、勝ち馬から5馬身以上離された4着に敗れていた。冷静に考えれば10番人気でも過大評価のような気がしてならない。12番人気マイネルデュプレは前走で共同通信杯を勝っていたのだし、シンザン記念の勝ち馬グレートジャーニーも14番人気に甘んじていた。そんな彼らを抑え、ダートの未勝利戦を勝っただけの馬がなぜ10番人気の支持を得ていたのだろうか。不思議である。むろんこの圧勝劇そのものも、皐月賞の当時は「不思議の勝ち」に思えた。

Mejar2 

ダイワメジャーは育成段階からスタッフを困らせる存在だった。騎乗者を振り落すのは日常茶飯事。鞭を極端に嫌うし、ゲートにも入らない。競走馬になるのは難しいかもしれない。諦めかけた時期もあったと聞く。だから、ようやく果たしたデビューも有馬記念当日にまでズレ込んだ。しかし子供らしさはまるで抜けていない。パドック周回中に眠りそうになってガクッと膝から崩れかけたのは、今となっては笑い話である。パドックでは2人引き、プラス後ろにもう1人。パドックを取り囲んだファンたちは、その光景をきっと不思議に思ったことだろう。それくらいしなければならないヤンチャ坊主だったのである。

祖母・スカーレットインクの父・クリムズンサタンは、ダート1700mを1分40秒6で駆け抜けたレコードホルダーであり、そこから広がる母系にはヴァーミリアンを筆頭にシビルウォーやサカラートといったダートの猛者が名を連ねる我が国屈指の名牝系である。

だから、ダイワメジャー産駒のカレンブラックヒルがフェブラリーSに挑戦するとなった時、多くの人はダート適性に◎をつけた。だが結果は15着。実はダイワメジャー産駒は重賞を16勝しているが、そこにダート重賞は含まれていないのである。いやそれどころか、ダートでは準オープンの勝ち星さえない。地方のダート重賞も然り。盛岡のジュニアグランプリをセラミックガールが勝っているゾ!と思ってよくよく見たら、これは地方には珍しい芝の重賞だった。

ダイワメジャー自身、筋骨隆々でいかにもパワータイプの馬格を誇る。ダートをこなしてもなんら不思議ではない。なのにこなさい。それも不思議のひとつ。ダイワメジャーにはいろいろな不思議がまつわる。今年の皐月賞はどんな結末になるのだろうか。

 

***** 2015/04/13 *****

 

 

 

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