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2015年4月11日 (土)

あれから10年

ラインクラフトが桜花賞を勝ってからもう10年になる。

Ohka1 

競馬に携わっていると、歳月の経過がことのほか早い。同期のディープインパクトは4年連続のリーディングサイアーに向けて今年もランキング首位を快走中。明日の桜花賞にも6頭の産駒を送り込んできた。

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のちに日米のオークスを勝つシーザリオにアタマ差の勝利。一見辛勝にも見えるゴール前だが、中身は全然違う。ラインクラフトの刻んだラップは46秒8-46秒7。絶妙なバランスの結果、1分33秒5の桜花賞レコードが生まれた。17番枠という枠順の不利を克服してのこの時計に、サラブレッドとしての能力が凝縮されていると言っても過言ではない。

それから1年あまりが過ぎた夏、悲報は突然もたらされた。スプリンターズSを目指してノーザンファームで過ごしていたラインクラフトは、急性心不全でこの世を去る。小倉で訃報に触れた瀬戸口調教師は、驚きのあまり絶句した。だってまだ4歳。にわかに信じられるものではない。関係者の心中は察するに余りある。

Ohka3 

ライバルだったシーザリオの子が菊花賞を勝ち、JCを勝ち、そしてドバイワールドカップに挑む姿を見るたび、また、同期のディープインパクトの子が桜花賞で活躍する姿を見るたび、ラインクラフトにはその血を受け継ぐ産駒がいないのだと痛切に感じる。

Epi 

筋の通った母系にサンデーサイレンス、ノーザンテーストと続くボトムライン。きっと素晴らしい子を産んでいたに違いない。なにせ、あのシーザリオに唯一土を着けた一頭なのである。

 

***** 2015/04/11 *****

 

 

 

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