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2015年4月10日 (金)

作り置きの後ろめたさ

この半月ほどは、昔のレース回顧のようなエントリばかりで埋めさせていただいた。身の回りに面倒臭い事案が立て続けに発生。アホらしい。なのに忙しい。具体的にはマンション管理組合のゴタゴタと親類のゴタゴタである。どちらも生活に根差した相手となれば、とてもじゃないが「競馬場に行きたい」などと言い出せるような雰囲気ではない。

とはいえブログを休載するはシャクだから、事前に二週間分をまとめて書いた。「優勝馬*レース名」というタイトルのエントリはどれもそう。いま読み返してみると、それほど面白くないですね。まとめ書きというものは概してそうなる。作り置きした料理を温め直して客に出してしまったような、そんな後ろめたささえ禁じ得ない。

面白くないのは、書き手の考えがそこから読み取れないせいもある。私はこのブログを自分の考えの整理だと捉えている。だが、むろんその考えを押し付けるつもりは毛頭ない。考えの整理と、考えの押しつけは全然違う。

なぜだか分からないが、組織では考えの押し付けがまかり通る。究極は政治であろう。あいつは間違っている。ならば戦争をして殺してしまおう。そういう意味では政治もテロもさほどの変わりはあるまい。だから私は組織という組織と、可能な限り距離を置いてきたのである。

しかも、組織と個人がぶつかれば必ず組織が勝つ。哀しいけれど、これはまぎれもない事実でもある。そう書けば、私の苦労も少しは分っていただけるだろうか。管理組合は組織そのもの。親類縁者にしても、目的が同じ人が集まれば、それはすなわち組織に違いあるまい。

Nakayama 

「組織って嫌なモンですよね」―――。

調教師引退を数週間後に控えた野平祐二氏が、不意にそうおっしゃった。中山競馬場の敷地から一歩外に出た瞬間、それを見計らったかのようなタイミングでの言葉だったと記憶する。

それ以上は語らなかったし、何があったのかは知らない。だが、直後にJRAから打診された引退式への参加を、「JRAに世話になった覚えはない」との一言で固辞された。誰よりもファンを大切にしてきた祐ちゃんにとっては、身を削られるほどの決断だったに違いない。

それを思えば私が直面している問題など些細なこと。そうとは分かっていながら、今日も作り置きに専念してしまった。気が付けばもうクラシックが始まる。

 

***** 2015/04/10 *****

 

 

 

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