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2015年4月18日 (土)

無敗の戴冠か大化けか

プロ野球は開幕からまもなく1ヶ月が経つ。驚くのはセ・リーグ。昨年、5位との差6.5ゲームでダントツの最下位に沈んだヤクルトだったが、今年は調子がすこぶる良い。なんと昨日から単独首位に立っている。開幕から14試合連続で3失点以下という日本記録も樹立した。それで現時点のチーム防御率は驚愕の1.39。ちなみに昨年のチーム防御率は4.62だから、これはもう大化けと言うしかあるまい。

長いプロ野球の歴史の中では、前年最下位からの大化け優勝の例が6回記録されているらしい。対して競馬ではどうか。クラシックレースでは1948年オークスのヤシマヒメ、55年桜花賞のヤシマベル、62年オークスのオーハヤブサが、前走しんがり負けからの巻き返し優勝を果たしている。ただ、ヤシマヒメの前走は3頭立ての3着ではある。

大化けの歴史は牝馬に限った話ではない。1967年秋の天皇賞馬カブトシローは、前走8頭立ての8着から巻き返して栄冠を手にした。無敗馬が話題になる今年の皐月賞だが、弥生賞で9着に敗れたベルラップにだってじゅうぶんチャンスはある。

キタサンブラックが無敗のまま制したスプリングSは、一方でリアルスティールのデビュー以来の連勝が止まったレースでもあった。そのリアルスティールに共同通信杯で敗れたドゥラメンテも、それがデビュー以来の初黒星。無敗馬同士が激突すれば必然的にこうなる。それをして「クラシックはトーナメント」と評することもあるが、クラシックが夏の甲子園と異なるのは、負けた馬も決勝に進めるという点であろう。実際、リアルスティールもドゥラメンテも皐月賞に出走してくる。しかも両馬ともキタサンブラックより人気上位ときた。クラシックはトーナメントの要素が強いとはいえ、一方で巻き返しの効くリーグ戦の一面も併せ持つ。甲子園でありながらペナントレースなのだ。

Kitasan 

弥生賞とスプリングS。皐月賞のトライアル重賞はふたつある。それを無敗で制した馬同士が皐月賞で激突するとなると、長い歴史の中でも初めてのことだという。ならば無敗馬が話題になるのも仕方ないが、先週の桜花賞では無敗馬3頭が揃って馬群に沈んだばかり。おいそれとは飛びつきにくい。

なにせ、函館2歳Sから毎日杯まで牡馬が勝った重賞は19鞍あるが、そのうち1番人気が勝ったのは朝日杯FSのダノンプラチナただ一頭。逆に4番人気以下の伏兵が勝ったレースが12鞍もある。もとより消長著しい3歳春。ヤクルト投手陣のような大化けの可能性を秘めた一頭を探すのも手かもしれない。

 

***** 2015/04/18 *****

 

 

 

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