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2015年4月25日 (土)

鎌倉にて

待ちに待った東京開催初日ではあるが、古都鎌倉にやってきている。今日の東京10R・鎌倉ステークスがここで行われると勘違いしたわけでは、もちろんない。目的地は建長5年(1253年)創建の大名刹にして鎌倉五山第一位の建長寺。ここで行われる知人の結婚式に参列するのである。

Hai 

お寺での結婚式は初めて。しかも鎌倉五山の関係者を筆頭に、鎌倉の名だたる名士が勢揃いしている。これで緊張するなと言う方が無理であろう。建長寺・高井総長のお話は場を和ますのにじゅうぶん過ぎるほど楽しいものであったが、それでも場所が場所、メンバーがメンバーである。笑いと緊張が折り重なった数時間。素晴らしい式だった。長い人生の中でも今日を超える一日はそうそうあるまい。

Kenchoji 

帰途に付く前に緊張をほぐしておこうと、建長寺の向かいにある『鎌倉五山・別館』というお店に入った。メニュー見ると「けんちんうどん」とある。披露宴でお腹は膨れているが、これは食べねばなるまい。

Gozan 

「けんちん汁」の語源が、この建長寺にあることは広く知られている。中国語の「巻繊(けんちん)」にその語源を求めるという説もあるらしいが、建長寺の僧侶が講話を聞きにきた信者に、寒さをしのぐために振る舞った「けんちょうじじる」がなまったという説を私は採用したい。野菜の甘みが溶け出した汁はダイレクトに体を温めてくれるし、たっぷりの根菜は血液の循環を良くする効果もある。飲めば誰もがホッとするのは、そこに僧侶の優しさと気遣いが感じられるからこそ。だからけんちん汁は美味いのだし、けんちんうどんもまた美味い。

Kenchin 

食べ終えてひと息ついた。思えば、この一か月間はごたごたの連続で、これほど落ち着いた気分に浸れるのは久しぶりである。そういえば、“ごたごた”といいう言葉の語源も実はこの建長寺にあると聞かされた。鎌倉時代に宋から建長寺にやってきた「ごったん」という偉いお坊さんの名前に由来するらしい。そんなお話を伺っただけでも、なんとなく気が晴れた気がする。

Kenchoji1 

北鎌倉駅でメトロポリタンSの実況を聞く。かつてのメトロポリタン・鎌倉で聞くメトロポリタンSというのもなかなか悪くない。勝ったのはムスカテール。その名の由来はフランス語で「銃士」だそうである。

 

***** 2015/04/25 *****

 

 

 

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