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2015年4月 4日 (土)

グラスワールド*ダービー卿CT

写真は2002年のダービー卿チャレンジトロフィーを勝ったグラスワールド。6歳春にして初めて挑んだ重賞レースで、秘めたる素質がいきなり花開いた。

Grassworld 

初出走以来、ダートばかりを使われて26戦(5勝)。しかし、武庫川Sで初めて芝を走ってみたところ、マイルを1分33秒2の好タイム乗り切ってみせた。しかも、2着のナリタダイドウを3馬身半も千切り捨てる圧勝だから、芝への適性は疑いようもない。

とはいえ、ダートを使われていたのも、もともと体質的に弱いところがあったため、馬に負担をかけずに成長を待とうという鈴木勝美調教師の配慮があっただけの話。ダービー卿CTでは道中馬込みでじっと我慢。直線で追い出されてからも、鞍上のアクションに応えて最後まで頑張り通した。この我慢は、ダート戦線で揉まれた賜物かもしれない。

ところで、グラスワールドと言えば、こんなポスターを駅などで見かけたことはないだろうか。

Tadaima 

引退後に福島・南相馬の「深野仲山トレーニングセンター」に引き取られたグラスワールドは、東日本大震災の発生直後に北海道・日高への避難を強いられていた。長い船旅。環境の変化。そんな困難をも耐え忍び、翌年には南相馬に帰還。2年ぶりに復活した野馬追にも参加を果たしている。

何に於いても我慢強く、しかも人間に従順なその性格は、競走馬時代に培われたのかもしれない。だとすれば鈴木勝調教師の果たした役割も決して小さくはなかったはず。馬もそれを知っていたのか、師の200勝のメモリアル勝利はグラスワールドによってもたらされたものだった。

 

***** 2015/04/04 *****

 

 

 

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