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2015年3月 9日 (月)

逆襲の関東馬

先週末は東西でクラシックのトライアルがスタート。チューリップ賞をココロノアイが、弥生賞をサトノクランが勝って、それぞれ桜花賞と皐月賞の有力候補に名乗りを上げた。

珍しいことに―――と書いては関係者に失礼かもしれないが、両馬とも関東馬である。美浦・栗東の両トレセン間の“西高東低”が叫ばれて久しい。だが、その格差も近年は徐々にだが解消に向かっているとも聞く。設備面の充実に加え若手調教師の躍進。今年行われた3歳重賞9鞍を所属別に見ると、関東5勝に対して関西4勝と、なんと現時点で関東が勝ち越している。これは1992年以来23年ぶりの出来事だ。

関東馬の躍進を象徴するのが、今年の牝馬クラシック戦線であろう。衆目一致の横綱・ルージュバックを筆頭に、3戦無敗でクイーンCを制したキャットコインもいる。ココロノアイは唯一の重賞2勝馬となった。むろん2歳女王ショウナンアデラも忘れてはならない。これにフェアリーSを勝ったノットフォーマルも含めた関東馬5頭が、現時点で3歳牝馬賞金ランキングのトップ5を占めているのである。こんな春は筆者も記憶にない。

だからと言って、本番に繋がる保証がないのが競馬でもある。思い起こすのは3年前の春。この年の桜花賞路線は、関東馬が質量ともに関西馬を圧倒しているように思えた。なにせ、チューリップ賞(ハナズゴール)、報知杯フィリーズレビュー(アイムユアーズ)、アネモネS(パララサルー)と、関東馬がトライアルレースを全て勝ってしまったのである。これは史上初の出来事だった。

だが、終わってみれば関西馬・ジェンティルドンナがこの年のクラシックを席巻することとなる。規格外のタレントが1頭いれば、もはや東も西もない。問題は、そうした怪物が出現するのが、なぜか関西に限られるという点であろう。

Brian

そういえば、弥生賞が関東馬のワンツーフィニッシュで決まったのも、1994年のサクラエイコウオー&エアチャリオット以来21年ぶりの出来事だという。だが、この年の牡馬クラシックも関西馬がまとめてさらってしまった。怪物・ナリタブライアンがいたことは、この年の関東馬にとって不運と言うほかはない。

 

***** 2015/03/09 *****

 

 

 

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