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2015年3月 3日 (火)

今日は桃の節句

母親以外はみな男という家庭に育ったので、ひな祭りというイベントとは無縁の人生を歩んできた私だが、今は一転、それを「忘れてた」では済まされぬ生活を送っている。

何を隠そう今の我が家は私を除いた全員が女子。妻子3人も、飼い犬も、ついでに浦河の牧場に預けている繁殖牝馬も、それにくっついているシニスターミニスターの仔もことごとく女子なのである。とても男子の主張が通るような状況にはない。

今日も出がけに「まさか飲んで帰ってきたりはしないわよね」とクギを刺された。一瞬ギクっとした直後にハッと思い直し、「はっはっは。何を言ってるんだ。今日はひな祭りだろう。早く帰るに決まってるじゃないか。ちらしずし作るのを手伝わなきゃな、うん」などと取り繕いつつ、慌てて玄関を飛び出した。

実は馴染みの鮨店から「平戸から見事な鮃が入りました。年に数本の上モノです。いま締めてますんで、明日あたりがちょうど食べ頃です」と、昨日言われたのである。「行く、行く。絶対行く!」と伝えてほくそ笑んでいたのだが……、諦めるほかはない。

そんなわけで早々に帰宅。しくしくと半ベソをかきながら、黙々と飯台の酢飯を切り続けた。

Sushi 

それにしても、なぜJRAには端午ステークスはあるのに、“桃ステークス”とか“ひな祭り賞”といったレースがないのであろうか。レースの命名においては、何より季節感を大事にするJRAである。しかも昨今は特別レースの増加に伴い、その命名にも苦労していると聞く。なのに桃花賞さえも1999年を最後に消えてしまった。また、タンゴノセックという馬はいたはずだけど、モモノセックという馬が登録された形跡はない。競馬界は女の子の節句に冷たいのだろうか。我が家の女子たちがそれを知れば、たちまちJRAに抗議の電話を入れるかもしれないから、ここは黙っておこう。

Tango 

端午ステークスは、5月の京都開催で行われる3歳オープンのダート1800m戦。過去の勝ち馬には、レギュラーメンバー、ゴールドアリュール、カネヒキリ、サクセスブロッケン、ハタノヴァンクールと錚々たる名前が並ぶ。ちなみに牝馬の出走も可能で、2004年にはロジータの娘アクイレジアが勝利している。

そも「端午」とは何なのか?

端午とは五月に入って最初の午(うま)の日のことを指すのだそうだ。古くより五月は邪気の多い月とされ、菖蒲やヨモギのような香りの強い草を使って、邪気を払う様々な儀式を行ったとされる。また、悪霊を退治するために馬から弓矢をいる儀式も行われ、これが現代まで続く流鏑馬の源流となった。

要するに、もともとは男女の区別に何ら関係ない行事であった上、そこには馬が絡んでいる。だから競馬で端午が特別扱いされていても、それに文句を言う筋合いはないのである。

それにしても桃花賞の響きがJRAから消えてしまったのは残念だ。桃花賞に代わって中山に移設されたのは桜花賞トライアルのアネモネSだが、アネモネの花を頭に思い描ける人が、競馬ファンの中に果たしてどれほどいるだろうか。どちらも同じ春の花だと言われたところで、それが身近なものでなければ季節感を感じることは難しい。

 

***** 2015/03/03 *****

 

 

 

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