« 府中で味わう築地の味 | トップページ | ポテトとガルベス »

2015年2月25日 (水)

【府中うどん探訪①】喜三郎

東京開催が終わったばかりだけど、府中の美味しいうどん屋さんをいくつか紹介したい。

武蔵の国の中心地という立地上、東京競馬場周辺のうどん専門店は、おしなべて武蔵野うどんの系譜にある。だが、ちょっと歩けば立派な讃岐うどんを出す店がないわけではない。大国魂神社から旧甲州街道を西に向かって歩くこと15分。最寄駅は「分倍河原」だが、競馬場からだと歩いた方が早いかもしれない。

住宅街にひっそりと佇む讃岐うどんの店『喜三郎』。もしこの店が、競馬場の至近にあったならば、東京競馬開催時におけるランチ事情は激変していたであろう。少なくとも私に限って言えば、これは決して誇張ではない。

たいていの店ではオーストラリア産ベースの小麦粉を使っている中にあって、こちらでは北海道産100%の粉にこだわり続けている。ダシには軟水を使い、塩は麺の粘りが最大になるよう工夫された46億年塩。むろん化学調味料などは使わず、代わりワインが隠し味に一役買っている。

例によっていちばん端のカウンターに座り、いつも通り「カマタマ大盛り」を注文して待つこと10分。運ばれてきたうどんがこちら。湯気でレンズが曇ってしまった。

Kisaburo2 

温泉玉子を崩し、醤油を少なめにかけ回してから、一気にうどんを掻き混ぜる。もわっと立ち上がる湯気から溢れ出る小麦の香りの、そのなんと芳しいことか。北海道産の小麦だと思うと、その香りがいっそう親密に感じられるのである。

湯気が収まるのを待って、ひと口すすってみる。麺にはほんのりと薄い塩味がついていて、醤油は少なめで十分。聞けば、海水から精製した自然海塩を使っているそうだ。塩はうどんのコシを生み出す原動力にもなるが、あまり多いと風味に角が立つ。その絶妙なバランスを舌で感じ、しかるのちに痛快な喉越しを味わう。まさに至福の瞬間である。

Kisaburo 

ちなみにこちらは昨年春の東京開催時に食べた「ぶっかけ+天ぷらトッピング」。竹輪、玉子に挟まれた稚鮎の天ぷらが嬉しい。うどんだけでなく、季節の天ぷらを楽しめるのもこの店のウリ。カマタマも美味しいが、天ぷらうどんも相当に美味い。でも両方食べれば、その分だけ腹も出る。それがこの店の抱える唯一の問題なんだよなぁ。

 

***** 2015/02/25 *****

 

 

 

|

« 府中で味わう築地の味 | トップページ | ポテトとガルベス »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 府中で味わう築地の味 | トップページ | ポテトとガルベス »