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2015年2月17日 (火)

水曜でどうでしょう

水曜日は南関東で重賞が行われる日としてすっかり定着した感がある。つい10年ほど前までは、月曜もあれば金曜もあれば日曜もあり。バラバラだった。実は今も重賞は水曜に行うといったルールや申し合せがあるわけではない。ただ、普通に月~金で開催すると、一番馬券の売れ行きが良いのが水曜日であることは経験上分かっていた。それでなんとなく「水曜でどうでしょう…」という具合に日程が収斂してきたように思う。

押上駅直結「東京ソラマチ」の6Fに、讃岐の老舗うどん店が県外初進出を果たして話題となっている。その名も『うどん本陣・山田家』。HTBの番組「水曜どうでしょう」のファンの方ならご存知であろう。四国霊場八十八ヶ所巡りなどの企画の中で、どうでしょう班が企画そっちのけで必ず訪れる人気店の支店だ。

Bukake 

番組のおすすめ「ざるぶっかけ」を注文。讃岐にしてはやや細めで柔らかい食感の麺だが、柔軟なコシは申し分ない。そしてほんのりと香る小麦の甘い風味。ここに昆布、鰹節、そしてイリコで引いたダシをかけ、ネギと花鰹をどっさり散らし、しかるのちにうどんを一気に啜る。美味い! うどんの美味さが真っすぐ伝わってくる。これなら企画そっちのけになる気持ちも分らないでもない。この日は船橋競馬場に向かう途中であったが、満足のあまり危なく家に引き返すところだった。

いちローカル番組に過ぎぬ「水曜どうでしょう」が、全国的な人気を博して久しい。その番組作りの根底にあるのは素人が起こすハプニングにあるという。もともとは予算がないための窮余の策だった。それで大学生だった大泉洋さんに企画を伝えずカメラの前に立たせ、いきなり「サイコロの旅」を撮ってみたところ、これが大ヒット。時間に限りがあるタレントと違い、ほぼ丸一日カメラを回していられるのだから、面白いことのひとつやふたつ出てくる。それが北海道民のみならず、東京の人間にも新鮮に映った。

カネがないのだからこの程度で仕方ない―――。

地方でやれることはこれくらいしかない―――。

それをしなかったことで、過去に例のない北海道発の大ヒット番組が誕生した。いかに知恵を絞るか。分かってはいても実際にやるとなると簡単ではない。だがそれでも成功できる。そんな希少な実例として、「水曜どうでしょう」は希望の星となった。困窮する地方競馬にとっても、この事例は他人事ではないように思えてならない。

 

***** 2015/02/17 *****

 

 

 

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