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2015年2月14日 (土)

馬券的中と引き換えに

「チョコレートが苦手」と書いた昨日に続いて、たいそう意外な告白をする。どういうわけか、年が明けてから馬券の成績が良い。なんとここまで大幅プラス収支。「どういうわけか」と書くくらいだから、自分でも理由は分からない。理由がわからないというのは、何であれ薄気味悪いものである。

予兆は年末からあった。なんとなく買った有馬記念が当たると、返す刀で年明けの中山開催もプラス収支。東海Sでは殺し馬券のつもりで買ったコパノリッキーの単勝がまさかの的中で喜ぶに喜べず、根岸Sと東京新聞杯もうっかり的中してしまった。こんな1月2月を経験したことなど、かつてないのではないか。

Tokyo 

ただ、読者諸氏ならびに税務関係者におかれてはどうかご安心いただきたいのだが、根がセコい私の購入単位は極めて小額なので、当った当ったと騒いだところで受け取る払戻金は子供のお年玉程度でしかない。いずれ収支がマイナスになることも分かっている。だが心配なのはそんなことではない。私の馬券下手は知る人ぞ知る。それが当たるのだから嫌な予感がするのである。こんなはずはない。この先何かとてつもない不幸が待ち構えているんじゃないか―――。

嫌な予感は報知グランプリカップの船橋で的中した。普段使用しているカメラが突然死んだのである。電源は入っている。背面モニタも正常表示。なのにレリーズを押しても動こうとしない。画像が記録されないのはもちろん、フォーカスを合わせようとする素振りさえ見せぬ。挙句の果てに、ボディ内部からは「ギー」という不気味な鳴き声が漏れてきた。

電源のオフ・オン、レンズの脱着、クリーニングモードなど、あらゆるリセット操作を試みてはみたものの、改善の兆しはない。昔のカメラなら裏蓋を開ければどうにかなったのに、昨今のデジタルカメラはもはやコンピューター機器。荒療治を受け付けてもくれないのである。撮影は予備のカメラで事なきを得たが、新たなカメラを買わねばならぬ。これで馬券の儲けなどたちどころに吹っ飛ぶ。

ところがカメラの故障は単なる前触れに過ぎなかった。船橋から帰宅すると家人が洗濯機がもうダメだという。ならば買うしか仕方あるまい。カメラよりもそっちが大事である。すると今度は家の電話が鳴った。ものすごく嫌な鳴り方だったので出たくなかったが、そうもいかないので、恐る恐る受話器を取ると実家の父親である。なんだ?と聞けばクルマの調子が悪いという。

いや、ちょっと待て。簡単に言うな。カメラや洗濯機とは桁が違うではないか。しかし相手の住む町では自家用車がなければ生活に支障が出かねない。電話を叩き切るわけにもいかず、ウンウンと相手の話をとりあえず聞き、具体的な話はまた後日とお茶を濁してその場を凌いだ。

このままでは、娘が「ディープインパクトのオトコ馬が欲しい」などと言い出す恐れすら漂う。とりあえず明日は量販店で洗濯機を探し求めて、それで厄落としということにしよう。馬券なんて「当たらないなぁ…」と悩むくらいがちょうどいい。

 

***** 2015/02/14 *****

 

 

 

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