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2015年2月 9日 (月)

骨折も屈腱炎も乗り越えて

昼前から降り始めた雨が上がり、太陽が顔を出し始めた昨日の東京競馬場メインはマイルGⅢの東京新聞杯。

Rain 

芝は「稍重」発表だが、つい先ほどまで降っていたこともあり、表面の芝は水をたっぷり含んでいる。これでは1分32秒台のスピード勝負は期待できそうもない。とはいえ今年の安田記念当日が良馬場とは限らないのだから、渋馬場でもしぶとく伸びてくる、タフな脚の持ち主を探しておく価値はある。

Turf 

レースはデビュー戦以来のマイル戦となるアンコイルドの逃げでスタート。人気のフルーキーやエキストラエンドは後方を追走している。そんな中、中団の馬込みレースを進めたヴァンセンヌが、直線坂下で早くも抜け出すと、大外から豪快に追い込んだアルフレードと最内から伸びたフルーキーの末脚を凌いで先頭ゴール。昨秋から一気の4連勝で初重賞制覇を果たした。

Van 

4か月前は500万条件すら勝てなかった馬である。500万を卒業したのは菊花賞当日の福島最終レースだったか。そこから1000万、1600万、そして重賞の壁まで打ち破って見せたのだからまさに充実一途。名牝フラワーパークの血が開花したとみてよかろう。直線で早めに先頭に立ってしまい、後続に迫られるというレースぶりが気にならないと言えば嘘になる。とはいえ、それでも先頭を譲らないのだから、重箱の隅をつつくようなことは言うまい。

6歳での素質開花は遅いような気もするが、むろんそれには理由がある。牧場で骨端炎症を発症して新馬戦に間に合わず、デビューは経験馬相手の未勝利戦。そこでデビュー勝ちを収めたのは良かったが、すぐに膝の骨片が飛んで3歳の大半を棒に振った。そして極めつけは4歳時に発症した屈腱炎である。1年半を超える長い休養を経て、ようやく掴んだ重賞のタイトル。関係者の喜びはひとしおに違いない。雨で柔らかさを増した馬場状態もヴァンセンヌに味方した。

惜しいのはクビ差2着のアルフレードである。実際場内の実況もゴール直後のひと声が「アルフレード!」と叫んだように、アルフレードの勢いが勝ったと思わせる瞬間が確かにあった。何人かのカメラマンも、アルフレードが勝ったと思って外に振ったらしい。しかし、最後の数完歩で末脚が鈍ってしまった。

いったいなぜか?

湿った馬場に脚を取られたと考えるのが自然だが、ひょっとしたら私が3日前のこのブログでアルフレードを推したせいではあるまいか。だとしたら申し訳ない。謝って済む問題ではないのだけれど……。

 

***** 2015/02/09 *****

 

 

 

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