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2015年1月26日 (月)

中舘英二騎手引退

昨日の中山6R3歳500万下ダート1200m戦。サウスリュウセイの手綱を取った中舘英二騎手にとっては、これが騎手生活最後のレースとなった。結果は5着。中山ダート1200m平場戦でのラストランというのも、どことなく中舘騎手らしい。

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ヒシアマゾンに肩入れした数年間を過ごした筆者にとって、感慨深いものがないと言えば嘘になる。彼に言いたいことはたくさんあるが、もうやめておこう(笑) 私もそうだが、中舘騎手もまた若かった。

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「言いたいことがある」と言いつつも、実は彼とは何度か会話を交わしたことがある。―――といっても、この世界に入ったきっかけとか、体重管理のこととか、すんなり逃げるコツとか。その程度。そういった私の質問に対して、彼は淡々と答えてくれた。減量の苦労とは無縁だったという。「こればかりは親に感謝するしかないですね」。たしかそう言っていた。“アラフィフ”を迎えても52キロで乗れるのだから、感謝を口にするのも当然かもしれない。

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中舘騎手と言えば巧みな逃げで知られる。逃げ馬に乗せたら日本一ではあるまいか。道中、手ごたえが無くなったように見せかけて、実はまだ脚を残している。ツインターボとのコンビでは、勝っても負けてもひたすら逃げてスタンドを沸かせた。だが、実際には差しでも成績を残していることはあまり知られていない。

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彼はJRA重賞を30勝しているが、そのうち逃げ切りは5回しかない。逆に2007年の福島記念(アルコセニョーラ)、08年小倉大賞典(アサカディフィート)、11年府中牝馬S(イタリアンレッド)などは、いずれも4角で10番手より後方に控えながら、直線で豪快に追い込んで勝ったものだ。特に最近はその傾向が顕著になっている。引退レースにあたり「中舘らしく逃げるのでは?」と書かれた新聞記事もあったが、言うほど彼は別に逃げにこだわっていない。「追い込んでも勝てるのですが……」。ラスト騎乗を終えてのインタビュー。彼のそのひと言が耳に残った。

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もうひとつ新聞の記事で気になったことがある。中舘騎手の通算成績を報じる記事が、どの新聞を見ても「GⅠ3勝」となっているのはいったいどういうことか。ヒシアマゾンの阪神3歳牝馬Sとエリザベス女王杯、アストンマーチャンのスプリンターズS、そしてオーブルチェフの全日本2歳優駿。どう数えても「4勝」が正しい。

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全日本2歳優駿は、いわゆる「JpnⅠ」だからカウントしないのだと言われれば、そうですかと納得するしかないが、そんな新聞が今度はホッコータルマエを「GⅠ7勝」などと書いたりするのである。そんなバカな話があるか。似たようなケースは中舘騎手に留まない。騎手や調教師の引退を報じる記事はたいていこうなっている。おそらくJRAからのリリースをそのまま記載しているのであろう。細かいことかもしれないが、こういうところにメディアとしての資質が表れるように思えてならない。

 

***** 2015/01/26 *****

 

 

 

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