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2015年1月14日 (水)

妖精の仕業

GⅢフェアリーSは、1月の中山芝1600mに条件が変わって今年が7年目。当初は桜花賞と同じマイル戦になることでクラシックへの結びつきが深まるのではという声もあったが、今のところその期待に沿っているとは言い難い。過去6年このレースを走った96頭のうち、その後GⅠを勝った馬はもちろん、2着に入った馬も皆無。3歳クラシック路線の一員としては今ひとつ影が薄い。

そんな手探り感は今年も結果になって表れた。勝ったのは11番人気のノットフォーマル。2着に8番人気のローデッド。3着が3番人気のテンダリーヴォイス。それで3連単482,170円は思いのほか安くはあるまいか。このレースでは人気はアテにならない。ファンも分かっているのであろう。だが、そこまで分かっていても、この成績でノットフォーマルに飛びつくのは難しい。

なにせ手綱を取った黛弘人騎手からしてデビュー10年目で重賞初勝利である。彼のお父さんは元騎手の幸弘氏。引退後は中野栄治厩舎の調教助手となりノットフォーマルの調教を担当している。親子で掴んだ重賞タイトルならば嬉しさも倍増であろう。迷いを感じさせない逃げ戦法は、中野師の現役時代を彷彿させるものだった。

Not 

「権利(賞金)を獲ったのだから堂々と向かう」

レース後の中野師の口から桜花賞を意識した言葉が出たのは当然。そろそろこのレースからクラシックを賑わす一頭が出現してほしい。

だがしかし、実際のところはどうだろうか。昨日の中山5Rは同じ芝マイルの3歳未勝利戦だった。その勝ち時計が1分35秒1である。それなら、メインは34秒台前半の決着になるはず。なんだかんだ言ってもGⅢじゃないか―――。そう睨んだ私は浅はかである。フェアリーSの勝ち時計は未勝利戦にも及ばぬ1分35秒2に留まった。これでは桜花賞が展望できるとは正直言い難い。

半マイル通過が48秒4という超スローペースにも関わらず、カービングパスもコートシャルマンも上がりは35秒を切れず馬群に沈んだ。33秒台はともかく、34秒台なら楽に出せる能力の持ち主のはず。なのに、まるで金縛りに掛かったかのように有力馬たちは動けなかった。なぜだろう。しかも今年に限ったことではないのである。このレースが荒れるのは、ひょっとしたら妖精(フェアリー)の仕業なのかもしれない。

 

***** 2015/01/14 *****

 

 

 

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コメント

どちらも平場オープンでの記録だったんですね。今じゃ、トウショウボーイ級の名馬に黛騎手が乗ることもないでしょうねぇcoldsweats01

投稿: 店主 | 2015年1月15日 (木) 17時01分

このレースを見て、黛幸弘元騎手がトウショウボーイに騎乗してマイルの日本レコードを出したことを思い出しました。そして、その記録も6日後にアイノクレスピンに更新されたことも鮮烈に記憶に残っています。

投稿: ギムレット | 2015年1月15日 (木) 13時16分

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