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2015年1月21日 (水)

いわい@十条

「ひやあつで!」

「あつあつとちくわ天ください」

濃紺の暖簾をくぐった客が、カウンターに座るなり次々と注文する。独特の言葉が飛び交うこの店は、埼京線十条駅から徒歩4分ほどの距離にある『いわい』。お昼はとうに過ぎているというのに、店の前には今日も行列が絶えない。

Retsu 

熱いうどんに熱いダシをかけた「あつあつ」。冷たいうどんに冷たいダシの「ひやひや」。そして、冷たいうどんに熱いダシの「ひやあつ」。今ではあちこちのうどん店で使われるこの呼び方は、実は香川県琴平町の『宮武』から生まれた。この『いわい』は、そんな『宮武』で修業した主人が3年前に独立開業した一軒である。だからうどんのメニューはご覧の通り。きっぱりしている。

Menu 

私もカウンターに座るなり、ひやあつとちくわ天を注文。5分ほど待つと、茹でたてと揚げたてが運ばれてきた。黄金色のダシに浮かぶ四角い麺はエッジのラインもキリリと美しい。冷水で締められた麺はのど越しも痛快至極で、温かいダシはイリコの香りがなお際立つ。これこそ「ひやあつ」の醍醐味。1杯300円の価格設定は、にわかに信じられぬ。

Hiya_atsu 

ちくわ天は100円。これが美味い。揚げたてだからであろうが、とにかく柔らかく、噛むごとに旨味が滲み出てくる。たかがちくわ天と侮ってはいけない。

Chikuwa 

琴平の店は2009年に惜しまれつつ閉店してしまったが、その味はこうして受け継がれている。私たちが400円でこれほど幸せになれるのは、『宮武』の味だけでなく志をも受け継いだお弟子さんたちのおかげ。感謝せねばなるまい。次の浦和開催でも、十条で途中下車してひやあつとちくわ天を楽しもう。

 

***** 2015/01/21 *****

 

 

 

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