« 未勝利戦を見逃すな | トップページ | 実は大事なひいらぎ賞 »

2014年12月17日 (水)

ひつじの国

年賀状の受付開始のニュースを聞くと年の瀬ムードも高まる。今年は比較的時間に余裕があるので、年賀状の準備も万事怠りない。2~3の相手を除けばあとは投函を待つばかりである。当然ながら使う写真はウマ。干支を間違えたわけではないが、ヒツジばかりの賀状の中にウマが1枚混ざって届くのだから、「あれ? 去年のやつか?」と戸惑う人もいるかもしれない。

ただし、それは私の知人宛の年賀状に限った話。家族はそんな趣味に付き合ってはくれない。それで娘が「羊の写真持ってない?」と聞いてきた。

何年も前にアイルランドで撮った記憶はある。ただし、当時はネガフィルムだから、探すのがたいへん。馬なら索引を作ってあるけど、羊まではいちいち管理してない。

Hitsuji 

アイルランドにはそこらじゅうに羊がたくさんいる。なにせ約460万の人口に対し、羊は約700万頭もいるのである。それを飼うにも牧柵など存在しない。その辺の丘や原っぱの草を、何十頭という羊たちがメェメェ言いながら食べている。

羊たちはどこに行くのもおかまいなし。草さえ生えていれば、大群でどこにでも移動していく。道路には「羊注意」の標識。羊の大群に行く手を阻まれたら、彼らが通り過ぎるまで待たなければならない。それでも、アイルランドの人たちはクルマの中で怒りもせずに待っている。

競馬場のコースに羊が侵入してくることも珍しくはない。日本のように競馬場の周囲が柵で囲まれているわけではないし、コース上には羊が大好きな草がたっぷり生えている。1頭、また1頭とやってきて、あれよあれよと言う間に大量の羊がスターティングゲートを取り囲んでしまうことも。「羊たちが移動するまで発走が遅れます」という場内アナウンスに驚いたのは我々日本人だけであった。万事ゆっくり、そして大らかに。それこそがアイリッシュスタイルの神髄であろう。

 

***** 2014/12/17 *****

 

 

 

|

« 未勝利戦を見逃すな | トップページ | 実は大事なひいらぎ賞 »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 未勝利戦を見逃すな | トップページ | 実は大事なひいらぎ賞 »