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2014年12月22日 (月)

節目の馬

昨日は年末の挨拶を兼ねて中山競馬場へ足を運んだ。「よいお年を」と言うにはちょっと早い気もするが、このあとのスケジュールを考えると、昨日しか無かったのである。

そんで、馬主の方やら、カメラマンの方やら、クラブの方やら、コーヒーショップの方やら、食堂のオバちゃんなんかを見つけては、片っ端から「よいお年を」と言って回った。しかし、馬主やカメラマンはともかく、コーヒーショップに行けばコーヒーを注文するのが礼儀であろうし、食堂に顔を出せば何らかのメニューを注文しないわけにはいかない。かくしてタポンタポンとなった腹を抱えてメインレースを迎える羽目に。そのディセンバーSは、後方からレースを進めたレッドレイヴンが直線に向くなり瞬く間に2馬身突き抜けて、見事1番人気に応えてみせた。

Red 

母のワンダーアゲインはグラスワンダーの全妹であり、自身も米国でGⅠを2勝した名牝。それを思えば、オープン特別を勝ったくらいで関係者は喜んでもいられまいが、実はこの勝利が藤澤和雄調教師のJRA通算1254勝目だという。武田文吾元調教師の持つ1253勝の記録を上回り、JRA史上4位の勝利数記録なんだそうだ。まあ、藤澤先生がそれを喜んでいるかどうかはさておくとして、とりあえず節目の勝利であることには違いあるまい。

それで、激しい既視感に苛まれた。

いつかどこかで似たようなシチュエーションを見た気がするのである。

いつだ?

そうだ去年の12月の中山だ!

実はレッドレイヴンは、昨年の美浦Sを勝っている。同じ12月の中山の芝1800mが舞台のこのレース。2馬身差という着差まで一緒だった。それが藤澤調教師の通算1200勝という節目の勝利だったのである。

さらに遡れば、レッドレイヴンがデビュー勝ちを果たした函館の新馬戦は、藤澤調教師の通算1132勝目。これは稲葉幸雄元調教師の1131勝を抜き、JRA史上8位のメモリアル勝利だった。レッドレイヴンが節目の勝利を運ぶ“メモリアルホース”であることに、もはや異論はあるまい。

史上4位の勝利を積み重ねた藤澤調教師の上に立つ3人の名伯楽とその勝利数は、以下の通り。

 尾形藤吉 1670勝。
 松山吉三郎 1358勝
 藤本冨良 1338勝

藤澤師がこのまま順調に勝ち星を重ねていけば、再来年にも3位の勝利数が見えくる計算になる。仮にあと1勝という場面でレッドレイヴンが出てくるようなら、これを買わぬ手はないだろう。

 

***** 2014/12/22 *****

 

 

 

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