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2014年12月19日 (金)

7年目のGⅠ勝利

デビューした2008年に、武豊の持つ新人最多勝記録を大幅に更新する年間91勝をマーク。翌年には早々に史上最速の通算100勝を達成すると、史上最年少での海外勝利記録(英国で2勝)まで打ち立てた三浦皇成騎手に、史上最年少GⅠ勝利記録の更新が期待されていたのは、言ってみれば当然の成り行きだった。

しかし、記録更新はおろか、GⅠのタイトルを手にすることのないまま彼はデビュー7年目のシーズンを迎えることになる。NHKマイルカップでは17番人気ながらあわやの2着。グランプリボスとのコンビで臨んだ安田記念では、直線で内から追い込んだジャスタウェイを肘でブロックしながら馬を追うという離れ業を演じて見せた。GⅠに対する並々ならぬ執念がつたわってくる。だが、最後の1完歩でハナ差だけ交わされてまたも2着。検量室に戻ってきた彼の悔しさに満ちた顔は今も忘れない。

そんな彼がついにGⅠのタイトルを手にした。一昨日に行われた全日本2歳優駿。ディアドムスの手綱を取り、直線で追いすがる1番人気タップザットを競り落としての堂々の勝利である。優勝賞金3500万円。しかも表記上は「JpnⅠ」とされることもあるが、これがGⅠであることに変わりない。

Dear1 

勝ったディアドムスの父はジャングルポケットだが、私としては母の父アグネスデジタルに目を向けたい。芝もダートも問わぬ活躍で国内外でGⅠ6勝をマークした彼は、このレースの1999年の優勝馬でもある。

Disital 

種牡馬としては初年度産駒が重賞7勝と絶好のスタートを切りながら、その後は徐々に尻つぼみ。ここ数年は重賞も勝てていなかった。そういう意味では三浦皇成騎手の境遇にも似る。三浦騎手も初年度の91勝がキャリア最多。以降、その勝ち星を上回った年はない。

Dear2 

アグネスデジタルも今年は産駒のカゼノコでついにGⅠ制覇を果たした。アグネスデジタルも三浦騎手も、今年のGⅠ勝利を来年の飛躍へのステップにしたい。「史上最年少」という記録は、騎手養成のカリキュラムや減量騎手のGⅠ騎乗制限ルールに左右されるもの。世間が騒ぐほどの価値はないのかもしれない。それよりは「史上初」の方が記録として大きいに決まっている。目指すならそちらであろう。

 

***** 2014/12/19 *****

 

 

 

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