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2014年12月14日 (日)

投票の不思議

しつこく投票の話を続ける。皆さん、投票には行かれましたか?

今回の選挙結果もほぼ大勢が見えてきた。だが、大半が順当と思える結果の中にも、「えっ? コイツが?」というような当確結果もあったりして面喰ったりすることもある。そこで野村克也氏の言葉が頭に浮かんだ。「勝ちに不思議の勝ちあり」。いちばん驚いているのは候補者本人かもしれない。

投票という行為が、時に思わぬ結果を導き出すことがあるは前にも書いた。皐月賞を勝っただけのウイルデイールが年度代表馬に選ばれた1959年の年度代表馬投票。他に候補がいないのならまだしも、秋の天皇賞と有馬記念を連勝したガーネツトを差し置いての受賞である。こうなると投票の不思議としか言い様がない。これもまた「不思議の勝ち」であろう。

そんな不思議が来年早々に繰り返されるかもしれない。既にあちこちで話題になりつつあるが、今年これまでJRAで行われたGⅠレースで2勝以上を挙げた馬は今日時点でゼロ。しかも問題は年度代表馬に留まらず、最優秀3歳牡馬や最優秀スプリンターなどすべての部門で「これ!」という一頭が見えていない状況なのである。

フェブラリーS コパノリッキー
高松宮記念 コパノリチャード
桜花賞 ハープスター
中山GJ アポロマーベリック
皐月賞 イスラボニータ
天皇賞・春 フェノーメノ
NHKマイル ミッキーアイル
ヴィクトリアM ヴィルシーナ
オークス ヌーヴォレコルト
日本ダービー ワンアンドオンリー
安田記念 ジャスタウェイ
宝塚記念 ゴールドシップ
スプリンターズS スノードラゴン
秋華賞 ショウナンパンドラ
菊花賞 トーホウジャッカル
天皇賞・秋 スピルバーグ
エリザベス女王杯 ラキシス
マイルCS ダノンシャーク
ジャパンC エピファネイア
チャンピオンズC ホッコータルマエ
阪神JF ショウナンアデラ

Jasta 

ただし、本来なら海外のGⅠと地方主催のGⅠ(ダートグレードのJpnⅠ)も評価の対象とすべきであろう。それを加えれば、複数のGⅠを勝った馬は既に存在しているのである。だが、昨年ダートGⅠ4勝のホッコータルマエが最優秀ダート馬のタイトルを逃したように、投票者の間では地方主催GⅠの評価は総じて低い。東京大賞典の前に投票を済ませてしまう記者もいるほど。海外GⅠの評価も記者によって大きく異なる。「JRA賞」の看板はダテではない。

川崎記念 ホッコータルマエ
ドバイDF ジャスタウェイ
ドバイSC ジェンティルドンナ
オールエイジドS ハナズゴール
かしわ記念 コパノリッキー
帝王賞 ワンダーアキュート
JDD カゼノコ
南部杯マイルCS ベストウォーリア
コーフィールドC アドマイヤラクティ
JBCクラシック コパノリッキー
JBCスプリント ドリームバレンチノ
JBCレディスC サンビスタ

Kasiwa 

近年においても、ビワハヤヒデやエアグルーヴのように、GⅠを1勝しかしていないにも関わらず年度代表馬に選ばれた例がないわけではない。いやそれどころか、日本国内で1走もしていない馬が年度代表馬となったこともある。年度代表馬はJRA主催のGⅠの数で決まるとは限らない。

有馬記念ではラストインパクトあたりが勝ってくれないものか―――と秘かに願っている。ウインバリアシオンやトーセンラーでもいい。そんな状況下で、投票権を持つ方たちが果たしてどういった投票行動に出るのか。そこが外野としては非常に興味深いのである。

海外での優勝の評価、ダートグレードの評価、レーティングの評価、そして敗れたレースに対する評価、等々。彼らの競馬観が白日の下にさらされることになる。ぜひとも記者の皆様には、己の主観にどっぷり根ざした清き1票を投じていただきたい。ポイント制ではなく、敢えて投票という制度を取った以上、ここは見せ場である。どのみち万人が納得するような投票結果などあり得ない。「不思議の勝ち」が起こり得るのが投票という制度である。

 

***** 2014/12/14 *****

 

 

 

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