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2014年12月23日 (火)

集客減でも混む不思議

日曜中山の9Rは、このブログでも「大事」と書いた2歳500万のひいらぎ賞。最後方からレースを進めた牝馬のキャットコインが直線で堂々と差し切り、成績を2戦2勝とした。

Cat 

中山のマイルで外々を回って1馬身1/4差は強いのひと言。最後は手綱を抑える余裕もあった。しかも、ゼンノロブロイの姪という良血でサンデーレーシングの服色である。それで単勝8番人気だから、人気の盲点と言うしかない。その口取りの列に見知った顔を見つけた。「桜の蕾が膨らんできましたね」とお祝いの言葉をかけると、彼は握手をしながら「満員のスタンドでの口取りは最高だよ」と言う。そして「やはり秋の中山開催が無かった反動なのかな?」と続けた。スタンド改築(取り壊し)工事の影響で、この秋の中山開催は新潟に振り替えられたのである。

たしかにこの日も中山競馬場は混雑していた。指定席が満席なのはもちろん、ゴール前から10mも離れれば空席が目立ったはずの自由席も、ウイナーズサークルの正面までほぼ埋まっている。スタンド内の販売窓口周辺も人が多い。挨拶に立ち寄ったコーヒーショップの方は、「昨日も今日も凄い人」と言いつつ、「でも人数発表を聞くと、それほどでもないのよ」と笑った。

それで気になって昨年と今年の12月の中山開催の入場者数を比べてみた。

   昨年  今年
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初日 23,965 29,239
2日 28,138 27,926
3日 19,999 21,070
4日 30,607 28,566
5日 23,225 22,892
6日 35,394 27,464

ふなっしーが来場した初日こそ前年に比べて5千人以上の増加を見たが、その日と3日目が微増だった以外は軒並み減少しているのである。だが、実際に場内は混んでいる。混んでいると感じられる。クリスタルコーナーで競馬場の1日を過ごしていた客が、メインスタンドに流れてきたと考える以外に説明はつくまい。コーヒーショップの方は有馬記念の混乱を今から心配していた。混雑も度を超せば、コーヒーどころではなくなってしまうのだという。

帰途の混雑が心配なので、この日は阪神の朝日杯を見ずにいそいそと船橋法典駅へ。そしたら駅で増沢末夫さんの姿をお見かけした。

ご存じハイセイコーの主戦騎手。そのハイセイコーの中央初参戦となった1973年の弥生賞には、ハイセイコー目当てに12万を超える大群衆が中山競馬場に押し寄せた。発走直前、ハイセイコーの姿をひと目見ようとファンがラチ沿いに殺到し、後ろから押された最前列の人たちが命の危険を感じ、サクを越えて馬場へと溢れ出したことは今も語り草だ。圧倒的に人気を背負った増沢騎手だったが、ファンの熱気の方にばかり気を取られて、さほどプレッシャーを感じずに済んだという。

そこまで尋常ならざる事態にまで及ぶことはあるまいが、今年の有馬記念は仮に入場者数が減ったとしても、昨年より場内が混雑することは避けられまい。私は行く予定がないから心配はしていないが、指定席を持たぬ方は当日の立ち回り方に注意が必要であろう。

 

***** 2014/12/23 *****

 

 

 

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